音楽詩劇研究所「黒潮プロジェクト~台湾-与那国-済州」 国際交流基金2024年度舞台芸術国際共同制作事業 のチケット情報 (沖縄県・2024/12/7(土))

2024/12/7(土)に那覇市ぶんかテンブス館 テンブスホール(沖縄県)で行われる音楽詩劇研究所「黒潮プロジェクト~台湾-与那国-済州」 国際交流基金2024年度舞台芸術国際共同制作事業のチケット情報ページです。会場情報、開演時間や料金を確認し、音楽詩劇研究所「黒潮プロジェクト~台湾-与那国-済州」 国際交流基金2024年度舞台芸術国際共同制作事業のチケットを簡単にオンライン予約・購入できます。

音楽詩劇研究所「黒潮プロジェクト~台湾-与那国-済州」

黒潮に渦巻く記憶の反響 私たちが歌い継ぐ島々の声

日韓の作曲家が、日本、韓国、台湾の伝統音楽奏者など、故郷の文化と対峙するアーティストとの対話から、コラボレーション作品を織り上げる。
台湾、日本最西端の与那国島、韓国の済州島、世界史の十字路といえる、黒潮流域の島々をテーマに描くシアターピース2作品の初演。

part1
「そして魂と踊れ」[初演]チョン・ウォンキ:作曲・演出

済州島では、先祖の霊を道案内するために、神房(シンパン、シャーマン)が竹で10個の門を作って「道」を作り、その道を案内する「シワンマジ儀式」が行われている。作曲家のチョン・ウォンギは、済州島の伝統芸能からインスピレーションを得て、この新作を作曲した。「そして魂と踊れ」はレクイエムであり、生と死、今、ここの境界における生きた儀式である。この作品は、いま国境を越え、黒潮を渡り、今、ここにいる私たちに語りかけている。

part2
ユーラシアンオペラ Op.4 「黒潮の子」[初演]河崎純:作曲・演出

2016年よりアジア・ヨーロッパ諸地域でコラボレーションを展開する音楽詩劇研究所の「ユーラシアンオペラ」。本作では、韓国の済州島、台湾原住民族、琉球(とくに日本最西端の与那国島)に焦点を当て、各地に出自を持つアーチストとともに創作を行う。歴史に翻弄され、消滅の危機にもある、島々の知られざる文化や固有の言語が歌となって響き合い、黒潮海流に浮上する。
それらの島嶼地域では、海難による漂着など外来者との交流など、大きな「歴史」のかなで語りえなかったさまざまな「異聞」があるはずだ。異郷で「故郷」と対話を続けるディアスポラとの対話は、これまでのユーラシアンオペラ創作の中核をなコンセプトだ。それはこの新作にも引き継がれる。
島々を越境するメインキャストは、与那国島出身の若手映画監督・俳優の東盛あいか。歌唱ソリストは、台湾のタイヤル族に出自を持つエリ・リャオと、済州島の歌手・俳優ムン・ソクポム。室内楽アンサンブルのほか、韓国からはカヤグム、伝統打楽器奏者、台湾からは中国笙奏者も参加する。

音楽詩劇研究所|MPDLab

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