能を知る会 3月 東京公演「三輪」白式神神楽のチケット情報

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能を知る会 3月 東京公演「三輪」白式神神楽

 2025年3月13日・木曜日、県民のための能を知る会東京公演は、三輪山の女神の登場する、神聖な雰囲気の名曲「三輪」を上演致します。能の中でいくつかある女神の曲うち最上位の曲であり、特に舞いが見所となっております。今回は「白式神神楽」の特殊演出のため、通常よりもさらに神聖な風情となっています。
 狂言は野村萬斎師による「伊文字」を上演予定となっております。御霊夢を頼って妻となる女性を探す、主従の面白おかしい様が楽しい名曲です。
 狂言の前には仕舞「逆矛」「國栖」も予定しております。三輪山にほど近い奈良に伝わる神の登場する2曲を御覧下さい。
 最初には元NHKアナウンサーの葛西聖司氏による解説、最後には質疑応答がございます。
 能には、前方2箇所に据え置いたスクリーンに、現代語訳の字幕を映し出し、初めて能を見る方にも分かり易い公演となっております。

三輪【みわ/Miwa】白式神神楽【はくしきかみかぐら/Hakushikikamikagura】
 大和国三輪山に住んでいる玄賓【げんぴん】僧都(ワキ)の庵へ毎日、樒【しきみ】と閼伽【あか】の水を運んでくる女(前シテ)がいた。ある日、僧都は女から衣を一重頂きたいと乞われ、快く衣を与える。そして、僧都が所在を訊ねると、三輪山の麓にある杉立てる門が目印だと言い残し、女は消え失せる。(中入)僧都が三輪明神の御神木である二本の杉の木に行くと、枝に先程の衣が掛けてある。衣の“つま”に記されている和歌を僧都が詠んでいると、杉の木陰から美しい女体の三輪明神(後シテ)が現れる。明神は三輪の神話について語り、さらに神楽を奏して天岩戸隠れの昔を示す。やがて夜明けとなり、神の姿は玄賓僧都の夢のうちに消え去るのであった。この度は、「白式神神楽」の小書(特殊演出)により、シテの装束が白一色となって、より神聖な雰囲気となる。囃子や謡にも様々な変化があり、演じることに許しの必要な大曲。

伊文字【いもじ/Imoji】
 主人は太郎冠者を伴い清水寺に参籠し、妻請いをした。すると、西門の階段で待てとの霊夢を得る。早速二人が行くと、それらしい女性がいる。冠者が主人のかわりに声をかけると、確かに霊夢の女性とわかる。住まいを尋ねると、女は歌で返事をして立ち去る。
しかし、ふたりは歌の上の句しか覚えられずに具体的な場所がわからない。そこで主人は関をつくり、ふたりで通行人に歌の下の句を尋ね回ることにするが…。

鎌倉能舞台「三輪」

スマチケ

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ご注意

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