藝大フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会のチケット情報
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このたび、藝大フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会は、戸田市文化会館大ホールにて開催することとなりました。本年2月下旬に起きた奏楽堂の事故を受けて余儀なくされた、演奏会場やリハーサル会場の新たな確保、スケジュール変更などのハードルを乗り越え、このような形で今年度2回目の定期演奏会をお届けすることが出来ることに感謝いたします。学生オケをはじめとして、この先もさまざまな学内演奏会を外部会場にて実施することが予定されていますが、これを機に、新たな出会いが創出され、藝大の多様な音をこれまで以上に多くのみなさまにお届けすることになるよう、心から願ってやみません。
本定期演奏会のプログラムは、チェロ協奏曲の「王道」であるドヴォルザークに加え、20世紀を通じて日本人作曲家がどのように西洋芸術音楽を内面化し、そこに独自の表現言語を見出したのかという点において対照的とも言える二人の作曲家、伊福部昭と芥川也寸志の交差点が見える作品をお届けします。アイヌ語で「立って踊る」を意味する「タプカーラ」という語が付された伊福部の交響曲(1954)は、同年に公開された『ゴジラ』と同様、厳かながらも始原的な儀式の情景を想起させ、他方、芥川の《弦楽のための三楽章》(1953)は、新古典主義的音世界のなかに見え隠れする躍動感が特徴的です。本学教授の山下一史氏のタクトのもと、藝大フィルが奏でるダイナミックな音楽をどうぞご堪能ください。
福中冬子(東京藝術大学音楽学部長/音楽学)
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