音楽詩劇研究所「黒潮プロジェクト~台湾-与那国-済州」のチケット情報

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音楽詩劇研究所「黒潮プロジェクト~台湾-与那国-済州」

黒潮に渦巻く記憶の反響 私たちが歌い継ぐ島々の声

日韓の作曲家が、日本、韓国、台湾の伝統音楽奏者など、故郷の文化と対峙するアーティストとの対話から、コラボレーション作品を織り上げる。
台湾、日本最西端の与那国島、韓国の済州島、世界史の十字路といえる、黒潮流域の島々をテーマに描くシアターピース2作品の初演。

part1
「そして魂と踊れ」[初演]チョン・ウォンキ:作曲・演出

済州島では、先祖の霊を道案内するために、神房(シンパン)(シャーマン)が竹で10個の門を作って「道」を作り、その道を案内する「シワンマジ儀式」が行われている。作曲家のチョン・ウォンギは、済州島の伝統芸能からインスピレーションを得て、この新作を作曲した。「そして魂と踊れ」はレクイエムであり、生と死、今、ここの境界における生きた儀式である。この作品は、いま国境を越え、黒潮を渡り、今、ここにいる私たちに語りかけている。

part2
ユーラシアンオペラ Op.4 「黒潮の子」[初演]河崎純:作曲・演出

2016年よりアジア・ヨーロッパ諸地域でコラボレーションを展開する音楽詩劇研究所の「ユーラシアンオペラ」。本作では、韓国の済州島、台湾原住民族、琉球(とくに日本最西端の与那国島)に焦点を当て、各地に出自を持つアーチストとともに創作を行う。歴史に翻弄され、消滅の危機にもある、島々の知られざる文化や固有の言語が歌となって響き合い、黒潮海流に浮上する。
それらの島嶼地域では、海難による漂着など外来者との交流など、大きな「歴史」のかなで語りえなかったさまざまな「異聞」があるはずだ。異郷で「故郷」と対話を続けるディアスポラとの対話は、これまでのユーラシアンオペラ創作の中核をなコンセプトだ。それはこの新作にも引き継がれる。
島々を越境するメインキャストは、与那国島出身の若手映画監督・俳優の東盛あいか。歌唱ソリストは、台湾のタイヤル族に出自を持つエリ・リャオと、済州島の歌手・俳優ムン・ソクポム。室内楽アンサンブルのほか、韓国からはカヤグム、伝統打楽器奏者、台湾からは中国笙奏者も参加する。

音楽詩劇研究所|MPDLab

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