県民のための能を知る会 1月 鎌倉公演 朝の部「吉野静」のチケット情報

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県民のための能を知る会 1月 鎌倉公演 朝の部「吉野静」

 2025年1月18日・土曜日、県民のための能を知る会鎌倉公演・朝の部は、源義経を吉野から脱出させるための謀略を描いた名作、「吉野静」を上演いたします。歌舞伎では義経千本桜・狐忠信等の題材の能となっております。忠信の奮戦ではなく、美しい静の舞により時間稼ぎをする場面を描いた作品です。
 狂言は善竹十郎師による「蝸牛」を上演予定となっております。「かたつむり」を知らない太郎冠者が、断片的な情報だけで「山伏」をかたつむりだと思い込む、“で~んで~ん、むしむし~”の台詞が楽しい面白おかしい名曲です。
 最初には主催の中森貫太の解説が、最後には質疑応答がございます。
 能にはわかりやすい字幕解説を備え付けのスクリーンに映し出し、初心者でも楽しめる公演となっております。

吉野静【よしのしずか/Yoshinoshizuka】
 兄頼朝と不和となった源義経は、西国へ逃れようとするも失敗し、臣下とともに吉野にて隠遁していた。頃は秋、頼朝の調略により吉野の衆徒たちは段々と心変わりし、義経一行を捕らえる方向へと傾いた。不穏な気配を察した義経一行は、追っ手から逃れるために吉野山を後にすることにした。
 従者のひとり佐藤忠信(ワキ)は、義経からしんがりを命じられ、追っ手を防ぐ謀略を巡らしていた。忠信はまず参詣人に扮し、会合のために集まってきた衆徒達(アイ)へ誤情報を流布して戦意を喪失させようとする。
そこへさらに、あらかじめ示し合わせていた静御前(シテ)が神前へ進み出て、忠信の所望されるままに神へ奉納の舞を舞ってみせる。舞に目を引かれて、さらには義経の武勇が衆徒に浸透したため、義経を追討する者たちは尻込みをする。斯くして忠信の計略は功を奏し、義経一行は吉野から脱することが出来、忠信も都へと逃げ果せることが出来たのであった。


蝸牛【かぎゅう/Kagyu】
 山伏は早朝に旅立ったためか眠気に襲われ、手頃な竹藪に入って寝入ってしまった。
一方とある主人は、祖父のために長命の秘薬の材料となる蝸牛を、太郎冠者に取ってこさせることにする。蝸牛の姿形を知らない冠者は、「竹藪に必ずいるもの。」「腰に貝を付けている。」、などの断片的な情報だけで探しに出る。冠者が竹藪に入ると、主から聞いた特徴を全て揃えているものがいたため、間違い無く蝸牛だと判断する。喜んだ冠者は“蝸牛”もとい、山伏に話しかけて家に来るよう頼み込む。勘違いをした冠者をからかおうと山伏は・・・。

鎌倉能舞台「吉野静」

スマチケ

スマホから申し込むと「スマチケ」受取りが可能です。

この公演は「スマチケ」受取り可能です。

ご注意

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