県民のための能を知る会 11月 鎌倉公演 昼の部「源氏供養」 のチケット情報

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県民のための能を知る会 11月 鎌倉公演 昼の部「源氏供養」 

 2024年度11月29日・金曜日、県民のための能を知る会鎌倉公演・昼の部は、唯一、源氏物語の作者・紫式部を主役に据えた名曲、「源氏供養」を上演致します。物語とは狂言綺語にあたり、その創作は妄語戒を犯すと考えられていた中世の仏教思想を下敷きにされた曲です。一番の見所は、後半のクセの舞です。源氏物語全五十四帖のうち、二十六の巻名が織り込まれた文章となっております。是非どの巻名が入っているのかを確かめてみて下さい。
 狂言は野村裕基師による「文山賊」を上演いたします。臆病な山賊ふたりによる、面白おかしいやりとりが見所です。
 最初には主催の中森貫太の解説が、最後には質疑応答がございます。
能にはわかりやすい字幕解説を備え付けのスクリーンに映し出し、初心者でも楽しめる公演となっております。

源氏供養【げんじくよう/Genjikuyo】
 安居院法印(ワキ)が石山寺へ参詣に向かう途中、一人の若い里女(前シテ)に呼び止められた。女は法印に、昔石山寺に籠り源氏物語を書いたが、光源氏の供養を怠った罪により、成仏できないでいると話す。そして源氏の供養をし、私を弔って欲しいと法印に頼む。驚いた法印が紫式部なのかと訊ねると、女は深く頷き消え失せる。(中入)法印が石山寺で供養をしていると、紫式部の亡霊(後シテ)が現れる。式部の亡霊は法印の供養を喜び、源氏物語の由来を語り、物語の巻名を織込み綴った表白の文を口ずさみながら舞を舞う。やがて法印は、紫式部とは石山観世音の化現であり、源氏物語とは夢の世を人に知らせる方便であったのだと、悟るのであった。



文山賊【ふみやまだち/Fumiyamadachi】
 二人の山賊が獲物を逃してしまった。二人は口論をし始め、ついには果し合いをしようとする。しかし、どちらも臆病でなかなかことが進まない。そうこうするうちに、見物人もいない所で無駄死にしたくないと書置きを残すことにする。二人が文を書き終え、読み返していると…。

鎌倉能舞台「源氏供養」

スマチケ

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