57年ぶりの大名跡復活の披露公演!
名作の本格上演もお見逃しなく!
国立劇場の令和6年5月文楽公演は、北千住駅直結のシアター1010では初となる、本格的な文楽公演です。Aプロ・Bプロの二部に分けてお送りします。
文楽の大名跡「豊竹若太夫」。初代は今日の文楽の源流のひとつ「豊竹座」の祖で、18世紀初めに活躍。また、十代目は豪快な語り口でファンも魅了し、重要無形文化財各個認定保持者(通称「人間国宝」)にも認定されました。豊竹呂太夫から名跡を改める十一代目は十代目の孫で、十代目の逝去以来、実に57年ぶりに大名跡が復活します。Aプロは襲名披露公演を兼ねており、披露狂言と華やかな『口上』をお楽しみに。
Bプロは、時代物の大作『ひらかな盛衰記』の中から、木曽義仲に所縁の人びとを描いた場面を抜粋して上演。国立劇場の建て替えに伴う閉場後初めての半通し上演で、波瀾万丈のドラマをお楽しみください。