アール・レスピランは、室内楽の新しい可能性を求めて、1985年に若手演奏家、作曲家によって結成された室内オーケストラである。レパートリーは、バロックから現代までの大編成室内楽が中心であるが、同人作曲家の新作、編作の演奏もこのグループの大きな特徴である。同人は音楽の最先端で演奏、作曲、教育に携わっており、21世紀の室内楽を探求する場として、そのユニークな活動は各方面から注目を集めている。現在は独自の…続きを読む
アール・レスピランは、室内楽の新しい可能性を求めて、1985年に若手演奏家、作曲家によって結成された室内オーケストラである。レパートリーは、バロックから現代までの大編成室内楽が中心であるが、同人作曲家の新作、編作の演奏もこのグループの大きな特徴である。同人は音楽の最先端で演奏、作曲、教育に携わっており、21世紀の室内楽を探求する場として、そのユニークな活動は各方面から注目を集めている。現在は独自の企画による年1回の定期演奏会の他、各地のホール、音楽祭等に出演している。
1992年以降、ビクター・エンターテインメントより発売された4枚のCDは、いずれも好評を博した。1993年、第12回中島健蔵音楽賞を受賞。1994年、ソウルのパン・ミュージック・フェスティバルに、95年にはEUジャパン・フェスト(ルクセンブルグ)に招待される。最近では「Prospect 2000-2002」(紀尾井ホール)、アジア音楽週間2000in横浜、ISCM世界音楽の日々2001横浜大会などに出演し、高い評価を得ている。2005年11月に結成20周年記念定期演奏会を行った。