綿密なプロットの戯曲とオーソドックスな演技により、「現代人の上質な娯楽」を目指している劇団。
1996年2月、劇作の金井博美、女優の桑原裕子、演出の田村友佳の3名により結成、3人の頭文字を取って劇団名とした。
しかし、98年田村が退団(のち2002年に復帰)、2001年には金井が独立・退団するなどの変節を経て、桑原が作・演出を担当。
以後、年2~3本のペースで公演している。
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綿密なプロットの戯曲とオーソドックスな演技により、「現代人の上質な娯楽」を目指している劇団。
1996年2月、劇作の金井博美、女優の桑原裕子、演出の田村友佳の3名により結成、3人の頭文字を取って劇団名とした。
しかし、98年田村が退団(のち2002年に復帰)、2001年には金井が独立・退団するなどの変節を経て、桑原が作・演出を担当。
以後、年2~3本のペースで公演している。
田舎の駅舎、縁日の露店、乗客の少ない夜行列車など、どこか懐かしい日常風景の中に若者たちの恋愛や悩み、人生の「生きにくさ」を瑞々しく描いた青春群像劇を数多く発表。
「日常と地続きの別世界」をコンセプトにした、あえて普遍性・大衆性を意識したドラマは親しみやすく、ビギナーでも安心して楽しめるものとなっている。
本公演以外にも、他劇団との合同公演、遊園地での観客参加型野外劇、プラネタリウムでの歌と演奏を交えた朗読劇など、様々な企画公演を行っている。
また、2007年1月『甘い丘』では、年相応の大人たちが厳しい日常に対面しながら成長していく人間ドラマを描き、新機軸となった。
TEXT/Hiroshi Tsutsumi