佛教大学の学生劇団「劇団紫」出身の作家・演出家・俳優のごまのはえを中心に、1999年に旗揚げ。以降京都を拠点に活動中。老若男女が楽しめるスラップスティックなコメディから、内省的でシリアスな芝居まで、その作風は幅広い。ただし外的・内的な傷やコンプレックスを持つ主人公を介して、現在の幸福論を捜し求めるというスタンスは、ほとんどの作品で共通している。特に戯曲の文学性は高く評価されており、主宰のごまのはえ…続きを読む
佛教大学の学生劇団「劇団紫」出身の作家・演出家・俳優のごまのはえを中心に、1999年に旗揚げ。以降京都を拠点に活動中。老若男女が楽しめるスラップスティックなコメディから、内省的でシリアスな芝居まで、その作風は幅広い。ただし外的・内的な傷やコンプレックスを持つ主人公を介して、現在の幸福論を捜し求めるというスタンスは、ほとんどの作品で共通している。特に戯曲の文学性は高く評価されており、主宰のごまのはえは2004年『愛のテール』で第11回OMS戯曲賞大賞、2005年『ヒラカタ・ノート』で第12回OMS戯曲賞特別賞を受賞。また『ヒラカタ…』は、同年の「Kyoto演劇フェスティバル」にて、新・KYOTO演劇大賞、演出賞、観客賞を受賞している。また2006~7年には大阪・東京・名古屋・福岡の4都市公演を、2007年秋には中国・上海での公演を実現させた。TEXT / Yoshinaga Miwako