1998年、近畿大学の学生だった作家・演出家・俳優の竹内佑が友人らに呼びかけて結成。「おもしろいと思ったことを死ぬほど自由にやる」という信条の元、歌あり踊りあり、演奏あり映像効果あり、笑いあり諷刺ありの破天荒な舞台を展開。第3回公演『THE BEGINNING AND THE END』が、学生劇団のコンクール「キャンパスカップ2000」で最優秀賞を受賞したことで、一挙に注目の存在となる。2003年…続きを読む
1998年、近畿大学の学生だった作家・演出家・俳優の竹内佑が友人らに呼びかけて結成。「おもしろいと思ったことを死ぬほど自由にやる」という信条の元、歌あり踊りあり、演奏あり映像効果あり、笑いあり諷刺ありの破天荒な舞台を展開。第3回公演『THE BEGINNING AND THE END』が、学生劇団のコンクール「キャンパスカップ2000」で最優秀賞を受賞したことで、一挙に注目の存在となる。2003年からは座付音楽家・和田俊輔が舞台横で生演奏を入れ、集団ダンスのクオリティを高めるなど、ミュージカル性を意識した世界を確立。この一見ハイパーな世界と、殺人や虐待などをテーマにした竹内のリリカルな戯曲が絶妙なバランスで成立している所が、劇団の最大の特長と言えるだろう。竹内は2006年『音速漂流歌劇団』で、第13 回OMS戯曲賞大賞を受賞。また関西のお笑い芸人とも交流が深く、お笑いのイベントに参加したり、逆にバッファロー吾郎やザ・プラン9などが劇団公演にゲスト出演したことも。2002年に初めて東京に進出し、以後年1~2回ペースで東京公演も行っている。
TEXT / Yoshinaga Miwako