等身大の凡庸な生活の中に、人間の真実を見出すドラマを展開している劇団。
1996年、青山のショーレストランを拠点に活動していたパフォーマンス集団「STAGE14°」の元メンバー6人により「SHAMPOO HAT」として旗揚げ。
のち1999年に現在名(ざ・しゃんぷー・はっと)に改名した。
当初は笑いを重視したコント風のワンシチュエーション劇を主に上演。1998年、リアルな人物造形と生活感を表現し…続きを読む
等身大の凡庸な生活の中に、人間の真実を見出すドラマを展開している劇団。
1996年、青山のショーレストランを拠点に活動していたパフォーマンス集団「STAGE14°」の元メンバー6人により「SHAMPOO HAT」として旗揚げ。
のち1999年に現在名(ざ・しゃんぷー・はっと)に改名した。
当初は笑いを重視したコント風のワンシチュエーション劇を主に上演。1998年、リアルな人物造形と生活感を表現した「そこに生きて在る」作風へ移行し、
新宿シアターサンモール「フロムエーコマーシャルサーカス'99」に参加した第4回公演『みかん』でブレイク。
この作品以来、メンバー全員による共同演出から、赤堀の作・演出するスタイルが定着した。
赤堀は近年、外部への書き下ろしや演出だけでなく、2006年『津田沼』や2007年『その夜の侍』が2年連続で岸田國士戯曲賞最終候補に残るなど、その評価も高まっている。
また、旗揚げ以来の劇団員であり、全作品の舞台美術を担当する福田暢秀のリアルなセットも見どころとなっている。
TEXT/Hiroshi Tsutsumi