1984年、作家・演出家・俳優のはせひろいちら岐阜大学OBを中心に「劇団NO-SIDE」を結成。翌年旗揚げ公演を上演し、以降一貫して岐阜を拠点に活動する。1989年には現在の劇団名に改名し、同年初の名古屋公演を実現。1991年に東京、1997年には大阪に進出し、以降年1~2回ペースで名古屋・東京・大阪3都市で公演を行っている。実在の事件や科学事情をベースにしたリアルな劇世界に、SFやオカルトなどの…続きを読む
1984年、作家・演出家・俳優のはせひろいちら岐阜大学OBを中心に「劇団NO-SIDE」を結成。翌年旗揚げ公演を上演し、以降一貫して岐阜を拠点に活動する。1989年には現在の劇団名に改名し、同年初の名古屋公演を実現。1991年に東京、1997年には大阪に進出し、以降年1~2回ペースで名古屋・東京・大阪3都市で公演を行っている。実在の事件や科学事情をベースにしたリアルな劇世界に、SFやオカルトなどの非現実的かつサスペンスフルな要素が絡んでいくという、観客の想像力を激しく刺激する会話劇が特徴。池袋シアターグリーンが主宰する「シアターグリーン賞」を1995年と1997年に続けて受賞したことで、一躍東京での注目度が高まった。また主宰のはせは1999年以降、これまで3回岸田國士戯曲賞最終選考のノミネートを果たしている。2004年には、関西の摂食障害関係者のサークルとのコラボレーション企画にも挑戦。2006年、昭和サスペンス文学の大御所・日影丈吉の作品を、公式としては史上初の舞台化を実現し、好評を得ている。TEXT / Yoshinaga Miwako