1981年、共に卯(うさぎ)年生まれの大石静と永井愛の二人が旗揚げ。それぞれのオリジナル作品を交互に上演し、一人が何人もの老若男女を演じ分ける『カズオ』などの「早替わり二人芝居」が話題を呼びました。大石静退団後の1991年以降は、永井愛が二兎社の主宰者となり、自作の演出作品をプロデュースする演劇ユニットとして活動しています。
90年代後半以降、二兎社の発表する作品はあらゆる演劇賞・芸術賞の対象とな…続きを読む
1981年、共に卯(うさぎ)年生まれの大石静と永井愛の二人が旗揚げ。それぞれのオリジナル作品を交互に上演し、一人が何人もの老若男女を演じ分ける『カズオ』などの「早替わり二人芝居」が話題を呼びました。大石静退団後の1991年以降は、永井愛が二兎社の主宰者となり、自作の演出作品をプロデュースする演劇ユニットとして活動しています。
90年代後半以降、二兎社の発表する作品はあらゆる演劇賞・芸術賞の対象となり、ことごとく話題を集めてきました。
2002年・2004年に世田谷パブリックシアターと提携して上演した『新・明暗』(主演:佐々木蔵之介)では東京での観客動員数を飛躍的に伸ばし、「日本の演劇界のメインストリーム」ともいえる存在となりました。さらに、教育現場の日の丸・君が代問題に果敢に切り込んだ『歌わせたい男たち』(2005年・2008年)は社会的にも注目され、近年の二兎社の代表作の一つとなっています。