1958年、イタリアのトスカーナ地方ピサ近郊に生まれる。生まれつきの弱視であったが、両親により類稀なる音楽の才能をピアノ、フルート、サックスフォンのレッスンにより引き出される。12歳のとき、サッカー中の事故ですべての光を失うが、地元ピサの大学では法律学を専攻し、博士号を取得し卒業。弁護士の仕事に1年間たずさわり、その後テナー歌手へ転身。 1992年、イタリアのロック・スター=ズッケロが、3大テナ…続きを読む
1958年、イタリアのトスカーナ地方ピサ近郊に生まれる。生まれつきの弱視であったが、両親により類稀なる音楽の才能をピアノ、フルート、サックスフォンのレッスンにより引き出される。12歳のとき、サッカー中の事故ですべての光を失うが、地元ピサの大学では法律学を専攻し、博士号を取得し卒業。弁護士の仕事に1年間たずさわり、その後テナー歌手へ転身。 1992年、イタリアのロック・スター=ズッケロが、3大テナーとして知られる偉大なテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティのデモ・テープ制作をアシストするアーティストを探していたところ、当時ピアノ・バーで弾いていたボチェッリに目を止める。ズッケロの紹介で1993年、イタリアのレコード会社、シュガー・レーベルと契約、1994年デビューを果たす。 1996年、サラ・ブライトマンとのデュエット「君と旅立とう(タイム・トゥ・セイ・グッバイ)」はヨーロッパの人々を熱狂させ、この曲を収録した『ロマンツァ』は、現在全世界で2,000万枚以上のセールスを上げている。『夢の香り』(1999年発売)では、セリーヌ・ディオンとのデュエットを実現。クラシック界でも、2000年に発売したアルバム『ヴェルディ・アリア集』が全米ビルボード・クラシック・チャートにおいて24週連続1位となり、この記録は未だ破られていない。 2000年、日本独自企画盤のベスト・アルバム『愛のために』を発売、そして、現在、その中の楽曲「大いなる世界」がサントリーのCMにて、モルツ・スーパー・プレミアムのイメージ・ソングとして使用され、日本でも大ヒットを記録。 2001年秋『トスカーナ』を発表、続いてDVD『トスカーナの空』をリリース、2004年12月、セルフ・タイトル・アルバム『アンドレア』を発売し好評を博した。 今回リリースされるこの華々しいベスト・コレクション『タイム・トゥ・セイ・グッバイ~ボチェッリ・スーパー・ベスト』、DVD『ライヴ・イン・トスカーナ』には、彼のもっとも有名な曲と、ラウラ・パウジーニ、ラン・ラン、ケニー・Gなどとのコラボレーションを含む新曲4曲が収録されている。世界的に有名な音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターが「My Favorite Singer In The World」と呼ぶ男の驚くべき才能を、もう一度祝福する機会となるアルバムである。多くの賞賛を浴びてきたにもかかわらず、アンドレアは自分が目のくらむような高みに達したことに驚いている。