1985年、早稲田大学の演劇サークル「てあとろ50'」出身の作家・演出家の成井豊、演劇プロデューサーの加藤昌史らを中心に結成。当初は社会人演劇サークルとしてマイペースで活動していたが、3年目にプロ劇団に転向。1991年に運営会社「ネビュラプロジェクト」を設立する。作品はファンタジーを基本ラインに、SFや時代劇、ラブストーリーなど多彩な世界を展開。ディズニーやS・スピルバーク、宮崎駿らを意識…続きを読む
1985年、早稲田大学の演劇サークル「てあとろ50'」出身の作家・演出家の成井豊、演劇プロデューサーの加藤昌史らを中心に結成。当初は社会人演劇サークルとしてマイペースで活動していたが、3年目にプロ劇団に転向。1991年に運営会社「ネビュラプロジェクト」を設立する。作品はファンタジーを基本ラインに、SFや時代劇、ラブストーリーなど多彩な世界を展開。ディズニーやS・スピルバーク、宮崎駿らを意識した「笑って、興奮して、感動して、泣ける」エンターテインメント性の高い舞台で、老若男を問わず幅広い人気を集めている。当初は成井の作品のみを上演していたが、1993年以降は創立メンバーの1人である真柴あずきも、時おり脚本を担当している。1995年には劇団員・上川隆也がTVドラマ『大地の子』の主役に抜擢されたこともあり、一気に知名度がアップ。2008年春現在で、実に総動員数200万人を記録している。『ハックルベリーにさよならを』『広くてすてきな宇宙じゃないか』など代表作は、高校演劇を中心に、外部でも上演される機会が多い。TEXT / Yoshinaga Miwako