清水フィルハーモニー管弦楽団 第39回定期演奏会(第24回静岡市民文化祭) のチケット情報 (静岡市・2026/5/17(日))
2026/5/17(日)に静岡市清水文化会館(マリナート) 大ホール(静岡市)で行われる清水フィルハーモニー管弦楽団 第39回定期演奏会(第24回静岡市民文化祭)のチケット情報ページです。会場情報、開演時間や料金を確認し、清水フィルハーモニー管弦楽団 第39回定期演奏会(第24回静岡市民文化祭)のチケットを簡単にオンライン予約・購入できます。
芥川・マーラー・ブラームス~内なる声の豊かな響き
今回の清水フィル第39回定期演奏会は、19世紀後半のウィーンを代表するブラームスとマーラー、そして時代も場所も異なる芥川也寸志の音楽を並べる。3人は表現の方向性こそ異なるが、感情を率直に響かせる場面と距離を取る場面を使い分けながら、音楽の構造によって内面を描く点で共通していると言えよう。
芥川也寸志《交響管弦楽のための音楽》は、その最たる例であり、感情を直接描写することなく、引き締まったリズムと明快な構造によって、音楽は自ら前へ進んでいく。余計な装飾を排したその姿は、現代日本の管弦楽作品の中でも屈指の完成度を誇る。
前回の定期演奏会に続き、今回もマーラーを取り上げる。《こどもの不思議な角笛》の5つの歌曲には、皮肉、虚無、祈り、そしてかすかな希望が同居している。《魚に説教するパドヴァの聖アントニウス》と《原光》は後に交響曲第2番へ、《天上の生》は交響曲第4番へと姿を変え、マーラーの交響的宇宙を形づくる核となった。ここには、巨大な交響曲の背後にある、きわめて人間的な声がある。これらの歌曲を歌うのは、近年活躍の場を広げている新進気鋭のバリトン、伊藤尚人氏である。
ブラームスとマーラーは19世紀末のウィーンで同時代を生き、互いの存在を意識していたとされる。ブラームスの交響曲第3番は、英雄的な結末を拒み、静かに音楽を閉じる。そこにあるのは勝利ではなく、人生を知り尽くした者の沈黙である。
これら3つの作品に、常任指揮者である松元宏康先生と我々清水フィルハーモニー管弦楽団がどのように向き合い、音楽として結実させていくのか。清水フィルの新たな挑戦に、ぜひご期待いただきたい。
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