第八回復曲能を観る会「和田酒盛」のチケット情報

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古来多くの人々に愛されてきた『曽我物語』に題材を得た能です。2021年に復曲能を観る会が中心となり、室町時代以来数百年間ぶりに復活、名古屋公演、東京公演を経て、本年は20代の若手演者を配し東京で再演します。曽我兄弟が父の仇を討ち命を落としたのは十郎22歳、五郎20歳の時です。復曲能を実年齢に近い若手演者に継承する場に立ち合い、応援頂けましたら幸いです。
仇討ち直前の曽我兄弟を描く〈和田酒盛〉には個性的な鎌倉武将が多数登場、場面展開が早く絵巻物のように華やかです。一方、十郎の恋人・虎御前が十郎を慕い、時の権力者に媚びることなく自分の気持ちに正直に生きる姿も描きます。復曲能を観る会が光を当てる曽我物の演目〈虎送〉〈伏木曽我〉の仕舞も上演します。現代の私たちに生きるヒントを与える伝統芸能の力を感じて下さい。復曲能を観る会だけでご覧いただける演目の数々をぜひお楽しみ下さい。

「能と狂言の力で人と人をつなぎたい」「復曲は埋もれた文化遺産の発掘」

このふたつの言葉を柱に、復曲能の公演活動を通じて古人が大切にしてきた文化を再認識し、生きている伝統芸能を未来に繋げたいと願って、能楽師の、加藤眞悟、長谷川晴彦、古室知也、奥津健太郎が集い、2021年5月に任意団体を設立しました。2022年3月には「一般社団法人 復曲能を観る会」に改組し、継続的・発展的な活動の地盤が固まりました。2022年は10月の東京公演、11月の名古屋公演を中心に講座や謡跡めぐりなども開催し、能狂言を様々な角度からお楽しみいただきました。2023年も東京公演と名古屋公演を軸に様々な活動をして参ります。今後の活動にもぜひご期待ください。


人間は古来、人と人の深いつながりの中で生きてきました。現代は情報化が高度に発達し、顔の見えない仮想空間でのやりとりが激増しています。そのうえ、コロナ禍にあっては人間関係の大きな変化も強いられ、精神的なより所が失われた結果、多くの人々が不安を抱えながら生活する経験もありました。「絆」「結」という言葉も注目される今、私たちは伝統芸能の力をもっと現代に生かしたいと考えています。

■演目/あらすじ
復曲能〈和田酒盛〉

父の仇、工藤祐経を討つと決めた曽我十郎(梅若紀佳)は恋人の虎御前(加藤眞悟)に別れを告げる。場面は変わって鎌倉幕府の有力者・和田義盛(安田登)が催す大宴席となり、十郎と虎も同席する。好きな相手に盃を向ける「思い差し」が座興になると、虎ははばかることなく十郎に盃を向け、それを見た義盛一族は色めき立つ。そこへ急を察した弟の曽我五郎(梅若志長)が駆けつけ、義盛の子である剛の者、朝比奈(長谷川晴彦)と組み合うが十郎がとりなし、三人で華やかに舞を舞う。

復曲能を観る会公式ホームページ
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