県民のための能を知る会 7月 鎌倉公演 朝の部「船辨慶」のチケット情報

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県民のための能を知る会 7月 鎌倉公演 朝の部「船辨慶」

 2025年度7月24日・木曜日、県民のための能を知る会鎌倉公演・朝の部は、源義経の活躍を描いた名曲「船辨慶」を上演致します。近畿から四国へ逃れようとする義経と愛妾・静御前の別れを描いた前場。海上にて平家の一門の怨霊たちと戦い、それを退ける後場と非常に見所の多い人気曲です。
 狂言は野村裕基師による「蟹山伏」を上演予定となっております。修行を終え、力が漲っている山伏とその従者が、道で出会った異形の“蟹”に怯え、侮り、返り討ちに遭う様を面白おかしく描いた名曲です。
 最初には主催の中森貫太の解説が、最後には質疑応答がございます。
 能にはわかりやすい字幕解説を備え付けのスクリーンに映し出し、初心者でも楽しめる公演となっております。

船辨慶【ふなべんけい/Funabenkei】
 兄源頼朝との不仲が極限に達した為、源義経(子方)は武蔵坊弁慶(ワキ)や従者(ワキツレ)を伴い、都から西へ向かっていた。その途中、摂津国大物浦に着いた頃、弁慶は静御前(前シテ)が義経に付き従い同行する事は好ましくないと進言する。義経が同意すると、弁慶は静の宿に行き、都へ帰るよう勧める。すると静は、この申し出が弁慶の一存と疑い、義経に会いに行く。しかし義経からも都へ帰るよう促されると、静は嘆き悲しみながらも義経の門出を承知する。そして別離の酒宴が催され、静は涙ながらに舞を舞い、一行に別れを告げる。(中入)静と別れた後、義経一行は大物浦を出帆した。海に出て暫く経つと、にわかに暴風が吹き始め、船は波に激しく揉まれる。やがて海上に、滅びた平家の一門が浮かび上がる。中でも平知盛の亡霊(後シテ)は、義経に近づき海中に沈めようと薙刀を振るい斬りかかる。義経が刀を抜いて応戦し、弁慶は数珠を揉み、怨霊退散を一心に祈る。程なくし、知盛は弱り果てて引潮と共に消え失せるのであった。


蟹山伏【かにやまぶし/Kaniyamabushi】
 弟子を伴って修行の旅をする山伏がいた。沢辺の近くで雨に降られ、ふたりは急いで里まで行こうとする。すると突然、異形のものが現れる。驚いて逃げようとするが、山伏は思いとどまり声を掛けてみる。やがて異形のものが出す謎を解くと、蟹ノ精だとわかる。それならばと、弟子が蟹ノ精に殴りかかると…。

鎌倉能舞台「船辨慶」

スマチケ

スマホから申し込むと「スマチケ」受取りが可能です。

この公演は「スマチケ」受取り可能です。

ご注意

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