県民のための能を知る会 4月 鎌倉公演 昼の部「熊野 読次之伝 村雨留 墨次之伝」のチケット情報

県民のための能を知る会 4月 鎌倉公演 昼の部「熊野 読次之伝 村雨留 墨次之伝」のチケット情報ページです。日程、会場情報や料金を確認し、チケットの簡単オンライン予約・購入ができます。

県民のための能を知る会 4月 鎌倉公演 昼の部「熊野 読次之伝 村雨留 墨次之伝」

 2025年度4月29日・火曜日/昭和の日、県民のための能を知る会鎌倉公演・昼の部は、
平家物語に描かれる“熊野”と“平宗盛”を描いた、『熊野松風は米の飯』と言われるほど、飽きの来ない面白さを称えられた名曲「熊野」を上演致します。段物の中でも謡いを聞かせる特殊な“文之段”、牛車にて清水まで花見にでかける場面、酒宴での舞、心情を認めた短冊と見所ばかりの名曲です。
 狂言は内藤 連師による「伯母ヶ酒」を上演いたします。どうしてもタダ酒を飲みたい甥と、絶対に酒をやりたくない伯母の面白おかしいやりとりが見所の名曲です。
 最初には主催の中森貫太の解説が、最後には質疑応答がございます。
能にはわかりやすい字幕解説を備え付けのスクリーンに映し出し、初心者でも楽しめる公演となっております。

熊野【ゆや/Yuya】
平宗盛(ワキ)は、遠江国池田の宿の長、熊野(シテ)を都に留めて寵愛していた。熊野の老母が病気である為、宿の者は何度も使いを送り、熊野の暇を願うが宗盛は聞き入れない。程なく池田の宿から朝顔(ツレ)が、老母の手紙を持って上京して来た。手紙を読んだ熊野は非常に悲しみ、朝顔を連れて宗盛の前に進み出て手紙を読み聞かせ、切に暇を願う。しかし宗盛は頑なに許さず、牛車にて熊野を伴い清水寺へ花見に出かける。やがて花見の酒宴となり、熊野は進まぬ心を励まして所望された舞を舞う。舞のさなかに村雨が降り始め、花を散らす。これを見た熊野は、故郷の母が散りゆく情景を思い浮かべて一首詠み、短冊にしたためて宗盛へ手渡す。さすがの宗盛も熊野の心中を察し、暇を与える。熊野は清水寺の観世音の御利益のお陰と喜び、そのまま東へ旅立つのであった。
今回は、文之段が変化する「読次之伝」、中之舞が変化する「村雨留」、イロエが変化する「墨次之伝」の小書(特殊演出)での上演。

伯母ヶ酒【おばがさけ/Obagasake】
 ある男は度々酒屋を営む伯母を訪ねて酒を振舞ってもらおうとするが、伯母はケチでいつも酒を出してくれない。男は今日こそはと思い、様々な口実で酒を出させようとするが、伯母は聞く耳を持たない。そこで男は鬼の噂を教え、怖がらせてから帰る。一旦外に出た男は、鬼の面をかぶってから再び伯母のところに行き、脅かして酒を出させる。やっと酒にありつけた男は、鬼のふりをしたまま酒盛りを始める…。

スマチケ

スマホから申し込むと「スマチケ」受取りが可能です。

この公演は「スマチケ」受取り可能です。

ご注意

  • 公演内容は予告なく変更する場合があります。お申し込みの前にいま一度内容をご確認ください。
  • 受付状況はリアルタイムに反映されない場合があります。
  • 公演期間は最も早い日付と最も遅い日付を表示しています。期間内毎日公演があるという意味ではありません。