江口 玲 ピアノリサイタルのチケット情報
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【ラフマニノフ生誕150年 ホロヴィッツ生誕120年】
今回のコンサートで使用する2台のピアノは、ホロヴィッツが初来日で使用した1912年製《CD75》と、ラフマニノフがスタインウェイ社から贈られ自宅で使用してた1932年製のスタインウェイです。
ホロヴィッツが1928年にアメリカに初めて渡り真っ先にしたかったことは、崇拝するラフマニノフとの対面であり、それはニューヨーク着後わずか48時間後の1月8日、西57丁目スタインウェイ本社のコンサートグランドが並ぶベースメントで実現しました。
ホロヴィッツはその時の思い出を「あんなに偉い方が、自作の第3番協奏曲で、若僧の私の伴奏してくれるなんて。一生で一番忘れえぬ印象だった。」と語っています。
このスタインウェイ社での歴史的な共演時、ホロヴィッツは25歳、ラフマニノフは55歳。それ以来、二人は友情を深め互いを尊敬していました。
【クラシックの黄金時代を創ったニューヨーク・スタインウェイ】588
世界大戦により、ヨーロッパでは貴族階級の解体、パトロンの損失が相次ぎ、芸術家を取り巻く環境は激変した。
その頃、アメリカは経済的に大成功を収め、新大陸を目指して、ヨーロッパ中から移民が押し寄せることになる。豊かになったアメリカだったが、テレビも映画もまだまだ黎明期、クラシック音楽は最先端のエンターテインメントとなった。
アメリカには、スポンサーとなる貴族がいなかったため、観客から入場料を徴収し、その売り上げで興業をまかなうというショービジネススタイルが、クラシックにも適用され、この時点で、「貴族がスポンサーとなり、自身の館のサロンで演奏会を開く」という数百年続いてきたヨーロッパの室内楽スタイルは消滅することになる。
しかし、アメリカの大きなホールでは、ヨーロッパ老舗メーカーのピアノでは音量不足で聴こえず、そこに登場したのがハインリッヒ・エンゲルハート・スタインウェイだった。
1850年、53歳の時、ドイツから渡米して息子たちとともに新天地でピアノの製造を始め、1853年、Steinway&Sons 社をニューヨークに創立。自由とお金を求めてニューヨークに集まってきた、ロシアやヨーロッパのピアニスト達がピアノに求めた音色、タッチ、及びその反応に答えるべく、次々に改良を加え、斬新なアイデアを駆使してさらによく鳴る近代ピアノの構造を完成させたのである。
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