能を知る会 東京公演「草子洗小町」のチケット情報

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能を知る会 東京公演「草子洗小町」

 2023年6月18日日曜日、能を知る会東京公演は、若かりし頃の小野小町を主役に据えた名曲「草子洗小町」を上演致します。宮中にて執り行われる歌合の席での出来事を描いた華やかな曲となっております。今回は替装束という形で、通常とは異なる衣装にて上演する予定となっております。
 狂言は野村萬斎師による、刀を巡った争いを面白おかしく描いた「長光」を上演致します。
 冒頭には国文学研究資料館名誉教授の小林健二氏を招き、小町とその時代の女性についての講演を予定しております。
 また若年の小野小町の比較としまして、紫式部や老体となった小町の登場する仕舞も上演致します。
 能には前方に2箇所に配置しましたスクリーンに、現代語訳の字幕を投影し、初めての方にも楽しんで頂ける公演となっております。

草子洗小町【そうしあらいこまち/Soushiaraikomachi】
 頃は四月半ば、宮中での歌合で、大伴黒主(前ワキ)の相手は小野小町(前シテ)となった。黒主は小町には敵わないと思い、小町の歌が古歌であると物言いを付けて勝つ為、小町の家へ忍び込む。首尾よく事を運び、黒主は歌を万葉集に書き加えた。(中入)その翌日、宮中では帝(子方)の前に、小町(後シテ)、黒主(後ワキ)、紀貫之(主ツレ)、河内躬恒、壬生忠岑(男ツレ)と官女達(女ツレ)が左右に着座し、歌合が始められた。貫之が小町の歌を読み上げると、黒主が万葉集の古歌であると物言いをし、さらに懐から万葉集の草子を出し、証拠を示す。しかし、加筆だと見破った小町が草子を洗うと、文字は消えしまう。面目を失った黒主が自害をしようと席を立つと、小町は恨みを忘れて引き留め、黒主は罪を許される。そして帝の命により小町は舞を奏し、和歌の徳を讃えるのであった。


長光【ながみつ/Nagamitsu】
 都に滞在中の田舎者が市場で土産物を見繕っていると、すっぱが近づいてきた。すっぱは田舎者の太刀紐を自分に結び、言い掛かりをつけて太刀を盗もうとする。言い争いをする二人の仲裁にきた代官は太刀についての質問をするが、すっぱが答えを盗み聞きする為にらちがあかない。やがて盗み聞きに気づいた田舎者が小声で答え始めると…。

スマチケ

スマホから申し込むと「スマチケ」受取りが可能です。

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ご注意

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