第六十四回 鎌倉はなし会 桂米團治独演会 のチケット情報

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第六十四回 鎌倉はなし会 桂米團治独演会 

 
 
 本日披露させていただく『百年目』には桜花爛漫の場面が出てまいります。しかし、桜を題材にした落語と言えば、一般的には『長屋の花見』のほうが有名ですね。上方では『貧乏花見』というタイトルで演じられています。そうそう、ほぼ同じ筋書きなのに、東西で題名が異なる例は沢山ございます。『時そば』に『時うどん』、『子別れ』に『子は鎹』、『新聞記事』に『阿弥陀池』などなど、数え上げたらキリがありません。江戸と上方、両者のこだわりや意地の張り合いでタイトルが変わっていったのでしょうね。双方の嗜好や意識の違いが垣間見えて、なかなか面白いものです。
 但し、『百年目』は江戸でも『百年目』。これは変えようが無かったのでしょう。「百年目」とは時代劇でお馴染みの敵討ちの時に出て来る言葉です。「ここで逢うたが百年目。盲亀の浮木、優曇華の花咲く春の心地して、親の仇、尋常に勝負、勝負」と。すなわち、今際の際(いまわのきわ)、死に際、最期の時ということ。何が今際の際なのかは、聴いてのお楽しみ!
 東西の意地の張り合いで、もう一つ欠かせないのが「噺の起源がどちらにあるか」という議論。私は『明烏』『船徳』『芝浜』『厩火事』といった江戸発祥で江戸落語ならではの風情を感じる噺が多数あるのを嬉しく思う人間ですが、『百年目』に関しては上方由来の落語だと信じて疑いません。話の構成から考えても、船場の商家だからこそ生まれたネタであると…。上方の情緒を感じて下されば幸いです。
 もうすでに花の見頃は過ぎましたが、桜の木の下で宴が持てない昨今、落語でお花見気分を味わっていただくのも一興かと思います。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さい。


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