20周年記念公演「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」

かけがえのないあなたへ贈る、ことばの花束 男がひとり、女がひとり。手紙を書き、手紙を読む。今夜あなたもラヴレターを書きたくなるでしょう。

Information

[公演日・会場]

2010/6/21(月)〜6/30(水)
会場:PARCO劇場 (東京都)

[出演]

6/21  松尾スズキ/大竹しのぶ

6/22  片岡愛之助/朝海ひかる

6/23  石井一孝/七瀬なつみ

6/24  竹中直人/風吹ジュン

6/26  三木眞一郎/朴璐美

6/27  今井清隆/湖月わたる

6/27  三上市朗/石野真子

6/29  井上芳雄/中越典子

6/30  三上博史/安田成美

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プレオーダー:5/11(火)12:00〜5/16(日)18:00まで


LOVE LETTERS 20周年記念公演

1990年8月のスタート以来、のべ約380組が読み継いできた朗読劇の傑作『ラヴ・レターズ』が、今年ついに20周年を迎えます。第一回公演に出演した大竹しのぶをはじめ、好評の再演カップル、そして新たなカップルと豪華な顔ぶれで、20周年記念公演を華やかにお届け致します!

手紙で綴られる2時間のドラマがあなたを感動で包みます

そこに激しい愛の言葉はない。
時には交錯しながらもそれぞれの道を歩く男と女が折にふれて交わしたなにげない手紙。
しかし、50年綴られたその手紙は、まさしくラヴレターなのだ。

舞台にはテーブルと二脚の椅子。

並んで座った男と女が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。

大掛かりな仕掛けも、目をひく照明や音響もない、このシンプルな舞台が、これほど見るものをとらえてはなさないと、誰が想像できたでしょうか?・・・。

「ラヴ・レターズ」は1989年ニューヨークで初演されるやいなや、全世界で上演され静かなブームを巻き起こしました。パルコ劇場でも1990年8月19日に幕を開け、以来この一つの台本を、年齢も個性も異なった様々な延べ約380組のカップルが読み続けています。俳優によって、観客によって、同じ作品とは思えない程全く新しく生まれ変わる舞台。世代、年代、個性に応じて全く新しい「ラヴ・レターズ」が誕生します。俳優が何の身体的演技も行なわないゆえに、一層その声と姿に彼等の演技を超えた真情がほとばしるのを目の当たりにし、観客は新鮮な感動を共に分かち合うのです。

出演キャストはゴージャス、充実の顔ぶれ!

今回の公演に出演するキャスト陣は、まず、1990年の記念すべき第1回公演に出演した大竹しのぶ。2002年に続き2回目の出演となる松尾スズキと組み、新たなカップルとしての出演です。さらに好評再演カップルとして1991年の初出演から19年ぶりとなる竹中直人&風吹ジュン、2002年初出演4演目の石井一孝&七瀬なつみ、2004年初出演4演目の井上芳雄&中越典子と、それぞれ世代を代表する3組が登場。そして、歌舞伎界・ミュージカル界・声優とさまざまな分野で大活躍するトップスターの組み合わせで、新カップルが誕生します。

20周年記念公演 出演キャスト

『ラヴ・レターズ』 20年の歴史

俳優はもちろんミュージシャンや演出家、映画監督、落語家アナウンサーほか個性あふれる出演者が、それぞれの表現で彩ってきた『ラヴ・レターズ』の20年。その歴史の中では複数回の上演を重ねた名カップルが誕生しています。

記念すべき初回公演のカップルは役所広司&大竹しのぶ。最多出演は1991年から20回出演の別所哲也&古村比呂の組。続いて19回出演の加藤健一&久野綾希子、14回出演の細川俊之&三田和代、同じく14回出演の市村正親&熊谷真実です。この4組のカップルは長い期間に渡って、刻々とその表情を変えつつ、多くの観客に『ラヴ・レターズ』の物語を語りかけてきました。

この5組のカップルを中心に、演出家・青井陽治が出演者に寄せたコメント(公演時)と共に『ラヴ・レターズ』 の20年の歴史を振り返ってみましょう。

■記念すべき第1回目!初回公演カップル
役所広司/大竹しのぶ 1990.8.19 第1回公演出演

大竹さんがものすごい緊張で舞い上がっててね、まあ一回目ということでスタッフも全員そうだったんだけど、ところが本番では子供を生む前の女の人みたいにどーんと落ち着いて、しっかり自分の世界を作ったのはさすがでしたね。役所さんも興奮状態で、最多記録と言っていいくらい間違ったんだけど、でも間違ったことでますます人間性豊かに、表現としては輝きを増して、そのことによって役所さんという役者自身が信じられるし、愛されたっていうのは、『ラヴ・レターズ』の特質を物語っていると思った。真摯で暖かくってね、すごく良かった。

■『ラヴ・レターズ』出演回数ベスト3カップル
別所哲也/古村比呂 2008.12.14

ヴェテランの味わい・・・・と言ったら、二人、声を揃えて「ウッソー!!!!!」と笑い出しそうだが、年齢ではなく、最多出演カップルなんだから、『ラヴ・レターズ』に関しては、ヴェテランなのだ、間違いなく!

そして、あの無邪気で朗らかだった二人が、相変わらず無邪気で朗らかで、その上、聡明で意欲的なのだけれども、堂々たる音なのカップルとして、目の前で、堂々たる大人の『ラヴ・レターズ』を演じている。いや、若い時から堂々としていた。だからこそ最多出演なのだ。しかし、その堂々たるさわやかさの中にも、はっと胸を突かれるような瞬間が、あちこちに、時に烈しく、時に静かに迸る。どれほどの体験が二人を襲ったのか、あるいは実人生で、あるいは演技人生で?

決して大げさに表現されるわけではない。普段の会話の中でだって、多くを語るわけではない。まして、「大変でした」と看板下げて歩くような二人ではない。なのに・・・・!

苦み、渋み、戸惑い、たゆたい、つらさ、怯み、淀み、逃げ、ためらい・・・・明朗で開放的、正攻法の模範的『ラヴ・レターズ』に、思いもよらぬスパイスが、複雑なニュアンスと絶妙なハーモニーを加えた。

加藤健一/久野綾希子 1996.12.23

このカップルの特色は、一言で言うなら「高度な喜劇」としての『ラヴ・レターズ』。渋みを増した加藤さんと、一段と垢抜けした久野さんの大一番です。ずるさと誠実のバランスがほかに類を見ないアンディーは、誠意あふれる自己憧着というか、特に子供の頃など、なんだか切迫して、先を急いで着々と計画通りに進む姿に、ある種のせこさがにじむ実際家から、高校の後半、急激にロマンティストに傾き、軟弱な不良時代を経て、スマートで自信に満ちた高級なエゴイストに成長して行きます。そのターニング・ポイントに「手紙についての手紙」があって、その論理と情熱のバランスは、加藤さんならではのもの。

攻撃的なメリッサが多い中で、久野さんは知的で冷静な、憂愁の令嬢として登場します。自分の幸せも不幸せも、さめた目で見る少女は、17歳ぐらいから、傲慢さ、断定的な態度を見せつけ、投げやりな甘さを放ちながら、一人では生きていけない人なのに、一人で生きることを運命付けられて闘い、精神を病み、それでも突き放した明るさを見せ、荒んでも蓮っ葉にはならず。

特に2幕、一行ごとに表情を変える二人の読みは、ものすごい加速をつけて目がはなせません。悲劇の淵を転げ落ちていくような激しさを淡々と読み進みながら、アンディーの「日本に燃える恋」から結婚の件りで、メリッサがお客を笑い転げさせるなど、達人の域に達しつつあるカップルです。

細川俊之・三田和代 1992.7.2

初めての5都市連続6公演。あらゆる意味で最強の、このカップルでなくてはできないチャレンジでした。暑い7月のツアー、あと1回多かったら、大切なカップルをつぶしてしまったかも知れません。あらゆる意味でギリギリの限界。と言うより、お二人は、長い経験から、誰にもわからない方法で、このツアーに必要なエナジーを計算し、それをしっかり用意して、すべて使い果たして終わったというのが正確かもしれません。でも、各地でおいしい物を食べながら、思う存分、芝居について、『ラヴ・レターズ』について語り合える楽しい旅でもありました。会場が変わるごとに「アー、アー」と一声二声、ポンポンと手を打つだけで、声の大きさ、堅さ、しゃべりのスピード、アーティキュレーションの加減を決めて、その通り、本番を運んで行くお二人に、「PA内蔵」とスタッフから驚きの声しきり。その上、自分たちの『ラヴ・レターズ』を崩さないどころか、変化を楽しみながら深めていくのですから!

初日が札幌だったので、まずは安心してペースをかため、福岡では、劇場の堅さに、却ってふくらみを増し、大きすぎる大阪の会場では、逆にデリケートな表現を心がけ、毎日、毎回、難しい課題をわざわざ設定しているようでした。疲れがたまってきたところへ、拡散する静岡の劇場で、ああ、やっぱり無理だったかなと、胃がキリキリしましたが、名古屋の会場が、ややデッドで冷たいとは言え、コントロールしやすい大きさなので、ちゃんと元に戻して、特に2回目は、最終日ということもあって、深々とした表現に、安心して身をゆだねられました。

そして、今年の2月12日のホテルニューオータニでのディナー・ショー。これは、既に100回を越えた『ラヴ・レターズ』の中でも、忘れられないのもになりました。暖房で空気はカラカラ、ただの四角い箱のような空間に向かって、お二人は、今までで一番ストイックで、力強く、なお情感あふれる『ラヴ・レターズ』を聞かせて下さいました。会場の隅々まで、圧倒的なパワーとデリカシーを併せ持ったアンディーとメリッサの魂が、染み入るように響いてきました。お客様はもちろん、ホテルの従業員の人たちも、全員、金縛りにあったようにじっと聞き入り、心からの拍手が、会場にあふれました。

市村正親/熊谷真美  1996.8.30

この組も、回を重ねるごとに、無駄な変化球がなくなって、落着きを増してきました。もちろん、市村さんのアンディーにも、熊谷さんのメリッサにも、他の組では見られないユニークな表現はたくさんあって、その響き合いも独特なのですが、はじめの頃は、他と一緒になってはいけないと、無理してでも独自さを求めるようなところがありました。今は、その変化球ごっこも、内面とよく結びついて、リラックスして楽しめるのです。結果を追わなくなったからでしょう。

イッちゃん、出だしから、とてもやわらかく、居ずまいからアンディーであろうとし、何が出てくるかは流れに身をゆだねてという感じ。そうなってくると、やはり百戦錬磨、予想外の表現が、静かに見えた淵の深みから鱗をきらめかせてきれいな魚が跳ねるように、予期せぬときに輝きます。

それに対して、半集中半解放の不思議な居かたをする真美ちゃんが、お腹の中では吹き出したりしながら、メリッサとして怒ったり悲しんだりするのですから、かなり即興性は強いのですが、役と自分の重ねあわせ方がとてもしっかりしてきたので、観客は、二人のどこへ行くか知れない行き先に向かって、運命を共にするしかない――そんな旅になりました。

その他、全公演の出演者リストはこちら >ラヴ・レターズ公式サイト

ストーリー

自由奔放で感覚人間のメリッサと真面目なアンディは幼なじみ。思春期を迎えたふたりは互いを異性として意識するが、結ばれるチャンスを迎えた夜、友だち以上になれない自分たちを発見する。その後、まったく別の人生を歩んでいたふたりは久しぶりに再会し、これまでの日々を取り戻すかのように、お互いを激しく求めあう。だが、ふたりが結ばれるには、あまりにも遅すぎて……。

>公式サイト

公演概要

■公演期間
  • 2010/6/21(月)〜6/30(水)
■会場
  • 会場:PARCO劇場 (東京都)
■出演
  • 6/21  松尾スズキ/大竹しのぶ
  • 6/22  片岡愛之助/朝海ひかる
  • 6/23  石井一孝/七瀬なつみ
  • 6/24  竹中直人/風吹ジュン
  • 6/26  三木眞一郎/朴璐美
  • 6/27  今井清隆/湖月わたる
  • 6/27  三上市朗/石野真子
  • 6/29  井上芳雄/中越典子
  • 6/29  三上博史/安田成美
■スタッフ/キャスト
  • 作=A.R.ガーニー
  • 訳・演出=青井陽治
『20周年オリジナルデザインチケット』

イープラスプレオーダーでチケットをお買い上げの方には、もれなく『20周年オリジナルデザインチケット』でお手元にお届けいたします!
プレオーダー:5月11日(火)12:00〜5月16日(日)18:00まで