ロッシーニ・オペラ・フェスティバル日本公演
INFORMATION [公演日・会場]
「マホメット2世」
2008年11月18日(火)18:00開演
2008年11月23日(日)17:00開演
Bunkamuraオーチャードホール
「オテッロ」
2008年11月20日(木)18:00開演
2008年11月22日(土)14:00開演
Bunkamuraオーチャードホール
特別コンサート
「ロッシーニ・ナイト」

2008年11月21日(金)19:00開演
Bunkamuraオーチャードホール
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「マホメット2世」「オテッロ」、日本初演を含む珠玉のプログラムで日本公演開催!
「オテッロ」より

 『セヴィリアの理髪師』『タンクレディ』などで知られる作曲家ジョアキーノ・ロッシーニの生地ペーザロで、毎年8月に開催され、見識の高さと質実伴う内容の確かさで、現在ヨーロッパの音楽祭の中で最も注目され、チケット入手も困難な大人気フェスティバルがついに日本に上陸する!

 1980年に創設された「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」は、ロッシーニのオペラ作品を毎年3、4演目ほど取り上げ開催。特に演奏機会の少ないオペラ作品や、有名作でも最新研究による校訂版楽譜に基づいて上演される点が特徴となっている。またイタリア・オペラの歌唱法であるベルカント様式を受け継ぐ若手歌手たちの発掘、育成にも力を注いでおり、イタリア・オペラの伝統を継承する正統派音楽祭で、今回の日本公演が初の海外開催となる。

 注目の日本公演の演目だが、2007年新演出の舞台が話題になった「オテッロ」と、今夏現地で上演される「マホメット2世」の2作品が上演されることになった。シェークスピア原作の「オテッロ」は、ヴェルディのオペラが有名で、ロッシーニ作品は日本で上演される機会が非常に少なく、また「マホメット2世」は日本初演、今夏現地で披露される新演出での上演だ。どちらも滅多に観ることができない作品、しかもロッシーニのオペラ上演の本家といえる音楽祭のプロダクションだけに貴重な公演となること間違いなしだ。さらに来日公演では、特別コンサート「ロッシーニ・ナイト」として、「序曲集+「テーティとペレオの結婚」(演奏会形式)」が上演されることが決定した。まさに日本における“ロッシーニ・ルネサンス”であり、真のロッシーニを目の当たりにすることになる!

 
ジョアキーノ・ロッシーニ(作曲家)
 ジョアキーノ・ロッシーニは1792年2月29日にペーザロで生まれる。父はホルン奏者、母は町一番の美人と歌われたソプラノ歌手。ジョアキーノは音楽を学び10歳で最初のオペラを作曲。1810年にヴェネツィアで「結婚手形」が初演され、その成功により次々とオペラ・ブッファ作曲の依頼が舞い込むようになり、ミラノやヴェネツィアで多忙な創作活動の日々に追われる。
 1813年には「タンクレディ」、1816年にオペラ・セリア「オテッロ」、「セヴィリアの理髪師」を作曲。若い音楽家の名声はイタリア国外にも広まり、ヨーロッパ中の話題をさらい、フランスの作家スタンダール、バルザック、ベートーヴェンら多くの文化人や貴族たちを熱狂させた。1824年にパリに移住。カルロ2世戴冠式のために作曲されたカンタータ「ランスへの旅」(1825年)、「ウィリアム・テル」(1829年)などを作曲。しかし、時代の流れに敏感なジョアキーノは37歳でオペラ界から突如引退。後半の人生は美食レストランの経営と養豚業に費やす。1868年11月13日にパリ近郊で死去。
ロッシーニ・オペラ・フェスティバルとは?
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル  ロッシーニ・オペラ・フェスティバルは、毎年8月にイタリア中部マルケ州のペーザロ市で開催される、現在、ヨーロッパの音楽祭の中で最も注目されている国際フェスティバル。1980年、ペーザロ市が財団を設立し、全プログラムがこの町で生まれた作曲家ジョアキーノ・ロッシーニに捧げられ、ロッシーニ研究の世界的権威である“ロッシーニ財団”が編纂したクリティカル・エディション(批判校訂版)に基づいて、ロッシーニ作品が上演、演奏されている。世界で唯一の学術研究とリンクしている音楽祭であり、その見識の高さと内容の確かさを支持する名だたる国際的アーティストたちが、毎年、ペーザロに集結して質の高い上演が行われている。
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル  最も顕著な功績としては、名作「ランスへの旅」が、1984年のフェスティバルでクラウディオ・アッバードの指揮により約150年振りに蘇演されたことだろう。今では世界各地の歌劇場で上演されている「ランスへの旅」だが、実は、自筆譜が失われていたため、ロッシーニ財団がヨーロッパ中に散逸した楽譜の断片をかき集め楽譜を編纂し上演にこぎつけたのだ。この歴史的名演が“ロッシーニ・ルネサンス”のきっかけとなり、次々と知られざるロッシーニ作品を世に送り出すことで、オペラ関係者のみならず世界の音楽愛好者からも注目されるフェスティバルとなった。
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル「マホメット2世」
公演詳細・チケットのお申込み
指揮:アルベルト・ゼッダ
演出:ミヒャエル・ハンペ
装置:アルベルト・アンドレイス
衣装:キアラ・ドナート
照明:ハンス・トルステーデ
管弦楽:ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ
合唱:プラハ室内合唱団
登場人物
マホメット2世/ロレンツォ・レガッツォ(バス)
  オスマン・トルコのスルタン
セリモ/コジモ・パノッツォ(テノール)
  マホメット2世の腹心の友
パオロ・エリッソ/未定(テノール)
  植民地モンテネグロのヴェネツィアの指令官
アンナ/マリーナ・レベカ(ソプラノ)
  エリッソの娘
カルボ/アーダー・アレヴィ(メゾ・ソプラノ)
  ヴェネツィアの将軍
コンドゥルミエーロ/エンリーコ・イヴィッリア(テノール)
  ヴェネツィアの将軍
「マホメット2世」出演者
あらすじ
第1幕
 15世紀半ば、ヴェネツィアの植民地モンテネグロの町は、「明日までに城壁にかかる橋を開けなければ火を放つ」と迫るマホメット2世に包囲されていた。ヴェネツィアの司令官パオロ・エリッソは軍事会議を招集。コンドゥルミエーロは降伏を勧めるが、若いカルボは最後まで抵抗しようと主張する。エリッソは、身の安全のためにカルボと結婚せよ、と娘アンナに言う。だが、アンナはウンベルトと名乗る男を愛していることを告白。その時、大砲の音が響きトルコ軍が町に侵入。マホメットが手兵を連れて現れ、エリッソとカルボは連行される。マホメットはエリッソが愛するアンナの父であると知って二人を助けようとするが、二人はそれを断る。怒ったマホメットは死刑を宣告。アンナはウンベルトと名乗っていた男がマホメットであったことを知り、二人を解放してくれるよう懇願する。

第2幕
 マホメットがアンナに愛を告白する。彼女もマホメットを愛しているが、祖国を思うと、マホメットの愛を受け入れることが出来ない。そこへヴェネツィア軍が城壁を突破したとの知らせが届き、トルコ軍は撤退を余儀なくされる。イスラム人の尊敬と服従を保証する皇帝印の付いた指輪をアンナに贈って立ち去る。エリッソは娘の裏切りを嘆くのだが……。
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル「オテッロ」
公演詳細・チケットのお申込み
指揮:グスタフ・クーン
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
装置:カルロ・チェントラヴィーニャ
衣装:マリア・フィリッピ
照明:ヴォルフガング・フォン・ツォウベク
管弦楽:ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ
合唱:プラハ室内合唱団
登場人物
オテッロ/グレゴリー・クンデ(テノール)
  ムーア人でヴェネツィア共和国の将軍
デズデーモナ/イアノ・タマール(ソプラノ)
  オテッロの妻、エルミーロの娘
エルミーロ/ミルコ・パラッツィ(バス)
  ヴェネツィアの貴族
ロドリーゴ/ブルース・スレッジ(テノール)
  デズデモーナに失恋した総督の息子
ヤーゴ/フェルディナント・フォン・ボトマー(テノール)
  オテッロに敵意を抱いている将校
エミーリア/マリア・ゴルツェフスカヤ(ソプラノ)
  デズデーモナの侍女
ルチオ/エンリーコ・イヴィッリア(テノール)
  ゴンドラ漕ぎ:オテッロの家来
総督/コジモ・パノッツォ(バス)
  ヴェネツィア共和国の総督
「オテッロ」出演者
あらすじ
第1幕
 ヴェネツィアの将軍オテッロがトルコとの戦闘から凱旋。総督は褒美に市民権を与えるが、オテッロが本当に望むものは、隠れて密かに結婚した元老院エルミーロの娘デズデーモナだった。デズデーモナはオテッロに宛てた恋文が父エルミーロの手に渡ったことを心配する。エルミーロはその手紙がロドリーゴに宛てたものだと勘違いし、ロドリーゴに「娘の結婚相手にあなたを選ぼう」と約束する。エルミーロは人々の前でロドリーゴに娘を娶らすと宣言、当惑したデズデーモナは反論しようとする。オテッロは驚き、エルミーロは娘を叱責し、ロドリーゴとオテッロは対決する。

第2幕
 ロドリーゴはデズデーモナに言い寄るが、彼女は「既にオテッロと結ばれた」と告白。失望したロドリーゴは彼女を諦める。一方、デズデーモナがロドリーゴを愛しているのではないかと疑って苦悩するオテッロに、ヤーゴが例の恋文を「ロドリーゴに宛てたものだ」と言って見せる。ロドリーゴはすでに復讐心を捨て、デズデーモナへの愛のためにオテッロと和解しようとするが、嫉妬に狂ったオテッロは彼に決闘を申し込む。仲裁に入るデズデーモナを振り払って二人は決闘へ向かう。

第3幕
 デズデーモナはエミーリアに苦悩を打ち明け、愛のために死んだ友人を思い出して悲しげな歌を歌う。風が嵐を告げ、デズデーモナに不吉な予兆を呼び起こす。オテッロが短剣を持ってデズデーモナの寝室に忍び込み、不貞を責める。デズデーモナは無実を訴えるのだが……。
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル 特別コンサート「ロッシーニ・ナイト」
公演詳細・チケットのお申込み
【第一部】
序曲集 指揮:グスタフ・クーン
「泥棒かささぎ」序曲
「ウィリアム・テル」序曲
「セヴィリアの理髪師」序曲
【第二部】
「テーティとペレオの結婚」(演奏会形式) 指揮:アルベルト・ゼッダ
登場人物
ユピテル/エンリーコ・イヴィッリア(テノール)
  天の神
ケレス/パオラ・アントヌッチ(ソプラノ)
  農業の女神
テーティ/ナターリア・ロマン(ソプラノ)
  海の女神
ペレオ/フェルディナント・フォン・ボトマー(テノール)
  人間の英雄
ユーノー/クレオパトラ・ナシュウ(メゾ・ソプラノ)
  光と結婚の女神でユピテルの妻
特別コンサート「ロッシーニ・ナイト」出演者
あらすじ
 田園と海を望む美しい風景の中、全ての神々が参列するテーティとペレオの結婚式が始まった。婚姻の神ヒュメンと愛の神エロス、花の神フローラ、酒神バッカスなど神々が祝福に集う。そこへテッサリア人のお供を連れたペレオが現れ、波の神々に導かれてテーティが登場する。海の神ネプトゥヌス、息子トリトン、冥界の神プルトンたちも合流する。ついにオリュンポス山の神々も降りてきた。天の神ユピテルが合図をすると、王ルイージ18世に新郎新婦が迎えられる。踊りが再開し歓喜の合唱が続く……。
プロフィール
アルベルト・ゼッダ アルベルト・ゼッダ
 イタリア・オペラの研究に献身的に取り組み、ロッシーニ財団出版委員会のメンバーとして、ロッシーニ作品の批判校訂版の編纂によって世界的評価を確立。1980年代に起こったロッシーニ・ルネサンスに多大な貢献をする。指揮者としてはミラノ・スカラ座、ナポリ・サン・カルロ歌劇場、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場、パレルモ・マッシモ劇場、ボローニャ歌劇場などイタリア国内のみならず、世界各地の歌劇場で活躍。これまでヴァッレ・ディートリア・フェスティバル、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、カルロ・フェリーチェ歌劇場、スカラ座、ファーノのバロック・フェスティバルの芸術監督および芸術顧問を歴任。現在、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティバル芸術監督。
グスタフ・クーングスタフ・クーン
 ハンス・スワロフスキー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ブルーノ・マデルナに指揮を師事。ベルリン・フィルハーモニー、ドレスデン国立歌劇場、フィレンツェ五月音楽祭、イスラエル管弦楽団、パリ・フランス国立管弦楽団、ウィーン・フィルなどを指揮。オペラではロンドン・コヴェント・ガーデン、ミラノ・スカラ座、ミュンヘン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、ナポリ・サン・カルロ歌劇場、グラインドボーン音楽祭、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティバルほか世界各地の主要歌劇場・フェスティバルで名声を博す。2003年からボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラの芸術監督を務める。
ジャンカルロ・デル・モナコ ジャンカルロ・デル・モナコ
 1964年にシラクーザの歌劇場で父である名テノール歌手マリオ・デル・モナコ出演による「サムソンとデリラ」で演出家デビュー。ベルリン、バルセロナ、ボローニャ、ニューヨーク、ワシントン、ミラノ、ミュンヘン、ナポリ、シュツットガルト、ローマ、トリノ、ヴェネツィアなど世界の主要歌劇場で100以上もの公演の演出を手掛けキャリアを積む。最近はニューヨークのメトロポリタン、パリ・オペラ座、パレルモ・マッシモ劇場、チューリッヒ歌劇場、マドリッド王立歌劇場、ライプツィヒ歌劇場、ベルリン国立歌劇場の公演を手がける。ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティバルには2007年「オテッロ」でデビューした。
ミヒャエル・ハンペミヒャエル・ハンペ
 1965年から1970年までチューリッヒのテアトロ・ドラマーティコの副ディレクター、1972年から1975年までマンハイムの国立劇場総裁、1986年から1989年までザルツブルク音楽祭の常任理事を歴任。現在、ケルンのオペラ座の劇場総裁。同時にロンドン、パリ、ザルツブルク・フェスティバル、エディンバラ、ミュンヘン、ストックホルム、チューリッヒ、ワシントン、サン・フランシスコ、シドニー、東京でオペラ演出を数多く手掛ける。ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティバルでは、1989年「泥棒かささぎ」を手掛ける。

※出演者、配役などは2008年4月現在の予定です。やむを得ない事情により変更になる場合がございますが、予めご了承下さい。
最終出演者は、公演当日に発表されます。

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