5/18(金) |
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「NHK音楽祭2012」のテーマは「世界のマエストロ」。すなわち今回の主役は指揮者。ドイツの若き巨匠クリスティアン・ティーレマン、円熟の世界的名指揮者ロリン・マゼール、ロシアのカリスマ、ワレリー・ゲルギエフの3人が登場する。最古の伝統を誇るドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者に就任するティーレマンは十八番であるブラームス・プログラムを振り、NHK交響楽団とは初共演となるマゼールはドラマティックなチャイコフスキーの交響曲第4番を取り上げる。マリインスキー劇場を率いるゲルギエフは、プロコフィエフの最も壮麗な交響曲である第5番を指揮する。ソリストも、ピアノのアリス・紗良・オット、ヴァイオリンのレオニダス・カヴァコスら豪華。
〔文/山田治生〕
若き巨匠ティーレマンは伝統ある
ドレスデン国立管と十八番のブラームス。
ドレスデン国立管弦楽団
| 【指 揮】 | クリスティアン・ティーレマン | |
|---|---|---|
| 【曲 目】 | ブラームス / | 交響曲 第3番 へ長調 |
| 交響曲 第1番 ハ短調 | ||



■クリスティアン・ティーレマン(指揮)
1959年、ベルリン生まれ。88年、ニュルンベルク歌劇場の音楽監督に就任。1997~2004年、ベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督を務める。2000年、バイロイト音楽祭にデビューし、06年には「ニーベルングの指輪」を指揮して大成功を収める。04年、ミュンヘン・フィルの音楽監督に就任。バイロイトやベルリンにおけるワーグナー、リヒャルト・シュトラウスのオペラ解釈で高い評価を得ている。ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フィルハーモニア管、ニューヨーク・フィル、シカゴ響等のオーケストラ、および名だたるオペラ・ハウスに客演。12/13シーズンから、ドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者に就任予定。
円熟の世界的名指揮者マゼールと
N響との初共演は大注目。
NHK交響楽団
| 【指 揮】 | ロリン・マゼール |
|---|---|
| 【ピアノ】 | アリス・紗良・オット |
| 【曲 目】 | ベートーベン / 序曲「レオノーレ」第3番 ハ長調 |
| グリーグ / ピアノ協奏曲 イ短調 | |
| チャイコフスキー / 交響曲 第4番 ヘ短調 |



■ロリン・マゼール(指揮)
1930年、パリでアメリカ人2世として生まれ、5歳でバイオリンを、7歳で指揮のレッスンを始める。15歳までにアメリカのほとんどのオーケストラを指揮する神童ぶりを発揮。53年マッシモ歌劇場でヨーロッパ・デビュー。60年にアメリカ人初の指揮者としてバイロイト音楽祭に登場、63年にはザルツブルク音楽祭にデビューを果たした。これまでに就いたポストには、ベルリン・ドイツ・オペラ芸術監督、ウィーン国立歌劇場総監督、およびクリーブランド管、ピッツバーグ響、バイエルン放送響の各音楽監督がある。7年にわたるニューヨーク・フィルの音楽監督を経て、2012年9月、ミュンヘン・フィルの第10代音楽監督に就任する。


■アリス・紗良・オット(ピアノ)
ドイツ人と日本人の両親のもと、ミュンヘンに生まれる。13歳のとき、浜松国際ピアノアカデミーコンクールでモスト・プロミッシング・アーティスト賞を受賞。その2年後には、イタリアのシルヴィオ・ベンガーリ国際ピアノ・コンクールで最年少の最優秀賞に輝いた。2000年よりザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で学ぶ。現在ミュンヘン在住。
カリスマ指揮者ゲルギエフは
手兵とともに得意のプロコフィエフ。
マリインスキー劇場管弦楽団
| 【指 揮】 | ワレリー・ゲルギエフ |
|---|---|
| 【バイオリン】 | レオニダス・カヴァコス |
| 【曲 目】 | メシアン / キリストの昇天 |
| シベリウス / バイオリン協奏曲 二短調 | |
| プロコフィエフ / 交響曲 第5番 変ロ長調 |



■ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
1953年、モスクワ生まれ。77年、キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)でデビュー。88年、同劇場の芸術監督に任命され、ロシア・オペラの積極的な上演で同劇場を世界中が注目する一流歌劇場に発展させた。ロッテルダム・フィル首席指揮者、メトロポリタン歌劇場首席客演指揮者などを務め、サンクトペテルブルク「白夜の星」音楽祭、イスラエルの紅海国際音楽祭、コーカサス平和音楽祭など数々の国際音楽祭を創設。ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロンドン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、N響をはじめ世界のオーケストラに客演するとともに、マリインスキー劇場とともに世界各地で公演を行っている。07年よりロンドン響首席指揮者。


■レオニダス・カヴァコス(バイオリン)
1985年のシベリウス国際コンクール、88年のパガニーニ国際コンクールに優勝。これまでにマリインスキー劇場管、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ニューヨーク・フィルなどと共演している。指揮者としても高く評価され、2007年にカメラータ・ザルツブルクの音楽監督に就任。使用楽器は、1724年製ストラディバリウス“Abergavenny”。


















