| これまで数多くのオペラコンサート・シリーズを企画してきたサントリーホールが、「ホール・オペラ」の新プロジェクトとして、2008年から2010年まで3年連続で「ダ・ポンテ三部作」を上演することが決定した。オペラ史上、最強・最高のコンビ、モーツァルト(作曲)とダ・ポンテ(台本)による傑作三大オペラが、いよいよ「ホール・オペラ」に初登場する!
「ホール・オペラ」とは、客席が舞台を取り囲むサントリーホールならではの空間と音響を最大限に活用し、オーケストラと歌手が同じ舞台上で演奏・演技する独特のオペラ上演スタイル。これまで数々の名作を企画・開催してきた人気のプログラムだが、今回のプロジェクトは異例の3年間の通し企画で、初回となる2008年が『フィガロの結婚』、2009年は『ドン・ジョヴァンニ』、シリーズ最終年となる2010年には『コジ・ファン・トゥッテ』と、オペラの基本でもあり最高傑作でもある珠玉の三作品が上演されることとなった。
今回上演される『フィガロの結婚』は、指揮&フォルテピアノにプッチーニ・フェスタで日本のオペラ界にも旋風を巻き起こしたニコラ・ルイゾッティ、演出には現在イタリアで最も著名で実力派といわれる演劇界の重鎮、ガブリエーレ・ラヴィアと豪華な組み合わせが実現した。公演に先駆け行われた記者会見では、ルイゾッティが、「オーケストラ・歌手・聴衆が一体となって感動を共有できるのがホール・オペラの魅力であり、モーツァルトも同じように考えていたと思う」と「ホール・オペラ」の魅力とモーツァルトへの情熱を語れば、今回が初来日となる親日家でもある演出のラヴィアは、「ダ・ポンテ三部作は、言葉を使って演じる音楽。聴衆と生き生きとした関係を築きたい」と、ダ・ポンテの台本への独自の解釈やこだわりを披露。出演者陣もフィガロ役にはガブリエーレ・ヴィヴィアーニ、スザンナ役にダニエレ・デ・ニース、アルマヴィーヴァ伯爵役にマルクス・ヴェルバ、伯爵夫人役にセレーナ・ファルノッキア、ケルビーノ役にダニエラ・ピーニほかと、ラヴィアの"言葉を使って演じる音楽"を実践するためにイタリア人中心の、若手で勢いのある歌手たちが人選された。さらにはレチタティーヴォ(語り)部分のフォルテピアノの伴奏を、指揮者のルイゾッティ自らが受け持つなど、ルイゾッティとラヴィアの手によってモーツァルトの音楽とダ・ポンテの台本の魅力を最大限に引き出す、フレッシュで最高のドラマが誕生するに違いない。
ニコラ・ルイゾッティとガブリエーレ・ラヴィア、そしてサントリーホールが満を持して贈る「ダ・ポンテ三部作」第1弾『フィガロの結婚』。「ホール・オペラ」の真骨頂が体現できることだろう!
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