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シカゴ交響楽団

いま最も聴きたいのが、この黄金コンビだ!皇帝ムーティ&キングオブオーケストラ
世界三大オーケストラ シカゴ交響楽団7年ぶり来日

プログラム

2016.1.18(月)7:00PM 開演 東京文化会館

ベートーベン:交響曲 第5番 ハ短調 OP.67「運命」
マーラー:交響曲 第1番 二長調「巨人」
※完売しました

2016.1.19(火)7:00PM 開演 東京文化会館

プロコフェエフ:交響曲 第1番 二長調 op.25「古典交響曲」
ヒンデミット:弦楽と金管のための協奏音楽 op.50
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 op.36
※19日の残席はS席、A席のみとなっております。

※表記の曲目は2015年8月26日現在の予定です。
演奏者の都合により曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

好評発売中

聴きどころ

ショルティ、バレンボイム時代を経て、ムーティ&シカゴ響、いま最高潮!

1891年創設のシカゴ交響楽団は2016年に125周年を迎える。オーケストラの輝かしい歴史には数々の名指揮者の薫陶の積み重ねがあった。創設から60年ほどで「全米随一」の評価を不動のものにしたが、一挙に世界のトップ・レベルへと飛躍をみせたのは1970年代のこと。立役者は1969年に音楽監督に就任したゲオルク・ショルティだった。ショルティは、シカゴ響の強靭なアンサンブルとパワフルなサウンドによりいっそうの磨きをかけ、ベルリン・フィルやウィーン・フィルに勝るとも劣らない力量を発揮させた。ショルティは初の欧州ツアーや日本公演も実現させたが、当時、オーケストラ音楽といえば、真っ先にショルティ+シカゴ響が挙げられるほどの人気ぶりを、懐かしく思い起こす日本のファンも少なくないだろう。ショルティの功績は、クラウディオ・アッバードやカルロ・マリア・ジュリーニなど、自分とは異なるタイプの指揮者を積極的に迎えたことにもあった。それがメンバー一人ひとりがソリスト級の腕前をもつシカゴ響に、柔軟性と機能美を備えさせることにつながった。ショルティの後を受けたダニエル・バレンボイムが音楽監督を務めた時代も、さらに「世界の三大オーケストラ」としての存在感を高めることに成功した。

そして現在、リッカルド・ムーティを音楽監督に迎えたシカゴ響は、その「世界三大オーケストラ」のなかでも、最も充実し安定感があるとの評価を得ている。就任から5シーズンの間に、ムーティはシカゴ響を率いて、初のロシア公演を含む海外ツアーを重ねているほか、デジタル時代に対応したライブ中継を行うなど、映像を通しても世界中のファンを魅了している。かつてショルティ+シカゴ響の凱旋を大パレードで迎えたシカゴ市民は、いまムーティ&シカゴ響を、そのとき以上に誇らしく今回の日本・アジア・ツアーに送り出すに違いない。

リッカルド・ムーティ、シカゴ交響楽団に寄せて

文:奥田佳道

1月18日、19日以降、オペラ好きもシンフォニー好きも、みんな気持ちを高ぶらせているのではないか。

「ムーティ、シカゴ、聴いた?」「聴いた!」
もちろん、独り静かに感動を噛みしめる方も、いらっしゃるだろう。いずれにせよ「ムーティ、シカゴ」は音楽ファンの合い言葉となる。いや、すでになっている。
現代最高峰のオーケストラ芸術に抱かれる時が近づいてきた。
マエストロという誇らしい響きが、これほど似合うマエストロは、いない。信念に満ちた音楽家リッカルド・ムーティ、74歳。2010年秋、シカゴ交響楽団の第10代音楽監督に就任した。就任した、などといういつもの表現では駄目だ。シカゴ響の定期会員を含む地元サポーター、オーケストラ・メンバーの熱心なラヴコールが実り、満場の喝采をもって迎えられた、が正しい。

この、歌も器楽もお任せあれの匠の指揮に導かれ、オーケストラ界の雄シカゴ交響楽団が奏でる。熱く、烈しく、妖艶に。創立125周年の記念すべきシーズンに、満を持して行なわれる東京公演。
開演前から、いささか興奮してしまっても許されるのではないか。
機智に富んだプロコフィエフ若き日の調べが早くも聴こえてくるかのよう。ムーティとシカゴの芸術的蜜月を体感できるオープナー。
ハイドンの精神と型を受け継ぎ、しかし音楽はどこをとっても才人プロコフィエフの筆致という佳品「古典交響曲」(1917/18)で明らかになるのは、小気味いい跳躍? それとも劇音楽にも通じる、イ短調の清冽な歌心? あのラルゲットを、私たちはムーティとシカゴで味わうのだ。
指揮台でガヴォットを舞うムーティも客席の喜びとなる。いっぽう、オペラのストレッタとも呼応する、モルト・ヴィヴァーチェの第4楽章を今思い浮かべるだけで、ほほ緩む。ブラヴィの声が飛び交っても決して不思議ではない。
20世紀アメリカ音楽界の要人でもあったドイツの鬼才パウル・ヒンデミット(1895~1963)の屹立する音響、劇的に前進してくる調べこそ、揺るぎのないムーティ=シカゴの名人芸で聴きたい。シカゴ響のライバルでもあるボストン交響楽団の創立50周年を祝って1930年に作曲、翌年初演された「弦楽と金管のための協奏音楽」が、東京文化会館の空間を満たす。シカゴ響の輝かしいブラスを、弦の妙技を満喫したいものである。ジャズのイディオムもこだまするヒンデミット!
激情も哀愁もお任せあれのチャイコフスキーに、野暮な解説は要らない。2014/15年のシーズン、ムーティとシカゴ響は交響曲全曲に腕を揮ったばかりである。マエストロのチャイコフスキーへの愛は、キャリアの黎明期から今日に至るまで変わらない。
さあ<運命のファンファーレ>が響く。管弦打楽器の「響宴」に心ときめかせたい。1月19日火曜の夜、私たちは、おなじみの交響曲第4番に、まだ魔境があることを知る。

リッカルド・ムーティ

脱皇帝 リッカルド・ムーティ しなやかで、表現力の輝きあふれる名演に!

1986年から2005年までの約20年にわたってミラノ・スカラ座の音楽監督を務めたリッカルド・ムーティが、“皇帝”と呼ばれるようになったのはいつからだったのだろう。強力な改革を押し進め、ミラノ・スカラ座を“イタリア・オペラの殿堂”として名実ともに復権させた業績によるところが大きいのではないか。しかし、スカラ座を離れてからのこの10年間は、“皇帝”として君臨していた頃とは異なり、純粋に音楽を愛し、自由に楽しみながら音楽に全エネルギーを注ぎ込んでいるように思える。それは、かつてムーティがフィルハーモニア管やフィラデルフィア管で聴かせた躍動感や心地よい緊張感、推進力といったものと通じるかもしれない。“皇帝”の重圧から解き放たれたムーティのタクトから生まれるのは、彼の根源的な才能と積み重ねたキャリアがほどよく溶けあった豊饒で純粋な音楽と言っていいのかもしれない。

そしていま、シカゴ響が「純粋に音楽と向き合いたい」というマエストロの考えを実現できる絶好のオーケストラとなっていることは間違いないところだ。

ムーティに音楽監督就任を決意させたのは、シカゴ響のメンバーからの多くの手紙や署名だったといわれている。2010 年秋の就任前から巷の人気も沸騰した。2009年1月、ヴェルディの「レクイエム」は、スポンサーですらチケットが入手できないという事態が起こり、特別にスポンサー限定の公開リハーサルが開催された。ヴェルディのスペシャリストであるムーティが振るとなればこの人気ぶりも納得だが、ムーティがシカゴ響で振るレパートリーは幅広い。シカゴ響の創立125周年を記念する2015/16年シーズンは、シャルパンティエ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ヒナステラ、ブルックナー、リゲティ、コリアーノなど、フランス・バロックから現代アメリカまでを手がける。また、2016年のシェイクスピア没後400年にちなんだコンサート形式での「ファルスタッフ」も予定されている。2011年の「オテロ」、2013年の「マクベス」に続いて、ヴェルディの“シェイクスピア・オペラ”が完結するこのプロジェクトは、“ヴェルディのスペシャリスト”リッカルド・ムーティあってこその企画だ。

“皇帝”の重圧から解き放たれたムーティは、まるでヴェルディが晩年に達した境地のように、楽々と変幻自在にアメリカの名門オーケストラを操り、次々にシカゴ響の歴史に残る名演を放っている。そのしなやかさとスケールの大きさ、名人芸に裏打ちされた輝かしい表現力は、ジャン・コクトーの「美は、楽々たる様子をしている」という言葉を思い出させる。

チケット

公演日

2016.1.19(火)7:00PM 開演 東京文化会館
※19日の残席はS席、A席のみとなっております。

料金

S席39,000円 A席35,000円 B席28,000円
C席22,000円 D席16,000円 E席14,000円
一般発売(S~E席) 10/3(土)10:00~発売開始
※エコノミー券7,000円(イープラスのみで12月14日(金)より発売。お一人様2枚まで)
※ペア割引・学生券はNBSのみ取扱い。
※未就学児童のご入場はお断りします。

好評発売中