東京バレエ団創立50周年 祝祭ガラ

“日本が生んだ世界のバレエ団”が親交深いスターと創立50周年を盛大に祝う!

 東京バレエ団は1964年の創設以来30か国で722回の公演を行ってきた。超一流の振付家やスターダンサーと協同し世界のバレエ界の潮流の中心に居続ける。創立50周年を祝うガラ公演では厳選した5作品を上演。縁の深いスターも駆けつけ花を添える。

  フォーキン振付『ペトルーシュカ』では、ストラヴィンスキーの名曲にのせて人間の心を宿した人形の悲劇が描かれる。20世紀バレエの礎を築いたディアギレフのバレエ・リュス初期の代表作だ。表題役を希代の天才舞踊手ウラジーミル・マラーホフが披露する。本年8月からアーティスティック・アドバイザーに就任することからも分かるように東京バレエ団との絆は深い。緊密で見ごたえある舞台を生み出すだろう。

『ラ・バヤデール』より"影の王国"(ミンクス作曲)では、お家芸の一体感あるアンサンブルに注目。白のクラシック・チュチュ姿の24人女性が上体を倒しながら脚を上げゆっくり前進する情景や片足を斜めに上げて静止する場面の美しさは筆舌に尽くし難い。2009年にナタリア・マカロワ版をバレエ団初演した際には伝説の名花マカロワも絶賛した。

今年2月、大作『ロミオとジュリエット』を新たにレパートリーに加えるなど親密な関係にある名匠ジョン・ノイマイヤー作品からは『スプリング・アンド・フォール』を上演する。音楽はドヴォルザークの「セレナーデ ホ長調 Op.22」。静謐さと躍動が繊細に折り重なるダンスから立ちのぼる人生の哀歓が心に響く。

ジョン・クランコ振付『オネーギン』はプーシキンの韻文小説に基づく物語バレエの名作である。東京バレエ団が2010年に初上演した際に称賛を浴びた。このたびは第3幕のパ・ド・ドゥを取り上げる。チャイコフスキーの幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」にのせた哀切極まりない名場面だ。オネーギン役に長年パリ・オペラ座バレエ団エトワールの座に君臨した帝王マニュエル・ルグリが客演。至高の名演が期待される。

東京バレエ団の名を世界にとどろかせた原動力が20世紀最大の振付家の1人モーリス・ベジャール作品である。なかでも『ボレロ』(ラヴェル作曲)は“伝家の宝刀”と称され内外で熱狂を巻き起こしてきた。主役を踊るのは“百年に一度の才能”と呼ばれて久しい女王シルヴィ・ギエム。東京バレエ団と最も共演を重ね『ボレロ』を数多く踊ってきたが、おそらく今回が同作の踊り納めになると思われる。雄姿をしかと目に焼き付けたい。

“祝祭”と呼ぶにふさわしい豪華絢爛なラインアップをお見逃しなく!

[文/高橋森彦(舞踊評論家)]

チャイコフスキー記念 東京バレエ団 THE TOKYO BALLET

 1964年に創設。創立以来一貫して、古典の全幕作品から現代振付家の名作まで幅広いレパートリーを誇っており、なかでも現代バレエ界を代表する三大振付家──M.ベジャール、J.キリアン、J.ノイマイヤーが東京バレエ団のために振付けた作品は大きな成功を収めている。これまでに、26次722回の海外公演を行っており、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどヨーロッパの名だたる歌劇場に数多く出演し“日本の生んだ世界のバレエ団”として国内外で高く評価されている。12年5月にはパリ・オペラ座ガルニエ宮で26年ぶりに『ザ・カブキ』を上演し、大成功を収めている。13年11月、マッツ・エック振付『カルメン』初演。14年2月にはジョン・ノイマイヤー振付『ロミオとジュリエット』を初演、絶賛を博した。14年8月30日、東京バレエ団は創立50周年を迎える。

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公演概要

東京バレエ団創立50周年 祝祭ガラ

■予定される演目&主な配役

「ペトルーシュカ」

振付:ミハイル・フォーキン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
出演:ウラジーミル・マラーホフ(ゲスト)、
   川島麻実子、木村和夫、東京バレエ団

「ラ・バヤデール」 より"影の王国"

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパの原振付による)
音楽:レオン・ミンクス
編曲:ジョン・ランチベリー(マリオ・ボワ出版)
出演:上野水香、柄本 弾、東京バレエ団

「スプリング・アンド・フォール」

振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク「セレナーデ ホ長調 Op.22」
美術・照明・衣裳:ジョン・ノイマイヤー
出演:沖香菜子、梅澤紘貴、東京バレエ団

「オネーギン」第3幕のパ・ド・ドゥ

振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:マニュエル・ルグリ(ゲスト)、吉岡美佳

「ボレロ」

振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル
出演:シルヴィ・ギエム(ゲスト)、東京バレエ団

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(東京)
   大阪交響楽団(大阪、三重、富山)

※表記の出演者・演目は2014年4月10日現在の予定です。出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合がありますので、ご了承のうえチケットをお求めください。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。

■公演日程

東京:8/29(金)追加公演・30(土)・31(日) NHKホール

チケットのお申込み

S席:22,000円 A席:19,000円 B席:16,000円
C席:13,000円 D席:9,000円 E席:5,000円
エコノミー券 3,000円 ※イープラスのみで8/1(金)より発売。

大阪:9/2(火) フェスティバルホール

チケットのお申込み

S席:18,000円 A席:16,000円 B席:13,000円

三重:9/5(金) 三重県文化会館 大ホール

チケットのお申込み

S席(一般):15,000円 (学生):12,000円
A席(一般):12,000円 (学生):9,600円
B席(一般):9,000円 (学生):7,200円
C席(一般):7,000円 (学生):5,600円

富山:9/7(日) オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)

チケットのお申込み

SS席:18,000円 S席:15,000円 A席:12,000円

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