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地中海音楽の夕べ
プロフィール
オッフィチーナ・ゾエ
オッフィチーナ・ゾエ

「オッフィチーナ・ゾエ」は1990年代初頭に結成された。発足当初から、サレント地方の古い伝統音楽のリズム「ラ・ピッツィカ・ピッツィカ」の再発掘に積極的かつ主要な役割を果たしてきた。映画「血の記憶」(2000年)を初め、エドアルド・ウィンスピア監督の作品への音楽提供と出演の他、舞台でも活躍している。このグループの興味深い点は、伝統的な楽曲の演奏に加えて、この音楽の精神、時には伝統的な言葉をも尊重して新しい曲を創作していることにある。Womex (World Music EXPO)、「世界と出会うローマ音楽祭」(”Roma incontra il mondo festival”)(3年連続出演)、サンレモ・プレミオ・テンコ、Womad(World of Music, Art and Dance)など数多くのフェスティバルにも出演。サン・ヴァンサン映画祭における金のグロッラ賞(映画音楽)を受賞し、また、ナストロ・ダルジェントにもノミネートされた。

ゾエの音楽はサレント地方の音楽についての深く長い研究の賜物である。様々な文化の影響とミクスチャーが見出される民族音楽は、世紀を超えた地中海の他民族の支配と文化交流の結果である。そしてこの複雑で地中海に特有の異文化のミクスチャーこそがゾエの歌とピッツィカの特徴となっている。それはサレントの人々の文化的な遺産である。サレントの民衆は移民も多く、何度も抑圧され搾取されもしたが、それにもかかわらず陽気さ、情熱的な官能性、そして限りない優しさを失わぬ人々である。そこに見出される音楽の質感は、その緊張感においては緻密で現代的な音楽を思わせ、同時に、ひかえめな哀愁は古代の音楽を思わせる。アポロとディオニュソスが混在する音楽、アルプスを越えて吹く北風とアフリカからのシロッコ、寒さと暑さ、ギリシャ語の愛の歌、ピッツィカ・タランタータ。ゾエのレパートリーは、労働の歌、方言そしてサレント地方で話されるギリシャ語による求愛の歌、抵抗の歌、そして合唱とタランタータによるピッツィカと、幅広い。

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