1989年、大阪芸術大学映像学科出身で、作・演出の青木秀樹を中心に結成。座付音響家・笠木健司が手がける音響システムに代表される、ダイナミックでアート性が高いスタッフワーク。時代の不安感や現実の事件を、毒気たっぷりにカリカチュアライズする青木の戯曲。それらの世界観に拮抗する役者たちのフリーキーな演技、という三位一体が持ち味。90年代までは「トランス・ナンセンス・バイオレンス」を旗印に、サイバーパンク…続きを読む
1989年、大阪芸術大学映像学科出身で、作・演出の青木秀樹を中心に結成。座付音響家・笠木健司が手がける音響システムに代表される、ダイナミックでアート性が高いスタッフワーク。時代の不安感や現実の事件を、毒気たっぷりにカリカチュアライズする青木の戯曲。それらの世界観に拮抗する役者たちのフリーキーな演技、という三位一体が持ち味。90年代までは「トランス・ナンセンス・バイオレンス」を旗印に、サイバーパンク風のダークなビジュアルと、パフォーマンス性の高いステージを展開。2000年以降はそのスタイルを一部踏襲しつつも、演劇性とポップなビジュアルに寄ったスタイルに変化している。2000年に東京初進出を果たし、2006年に本拠地を関西から東京へと移転。以後基本的に東京&大阪の2都市で、精力的に上演活動を行っている。TEXT / Yoshinaga Miwako